- 小澤 康宏
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
今回は、「新たな市場開拓へのアプローチ」について考えていきます。建設業を営んでいる地方の中小企業は、新たな市場開拓への投資に積極的とは言えません。本業が厳しい状況にあることも一つの要因ですが、新たな市場開拓へアプローチすることは、難しい状況にあります。
そもそも本業上の投資とは、施工機械やパソコンなどの設備投資を中心に考えてしまうところがあり、経営資源で言うところの「もの」です。
本来、投資とは「人」や「情報」或いは「経営システム」などに向くべきです。この延長線上に、新事業開発が見えてくるのです。特に、「人」への投資は最も重要なものです。実は、一番重要な投資を疎かにしているため、新たな市場開拓へのアプローチが進まないのです。
そして、このアプローチに実は重要な意味があります。現状企業の棚卸しや市場リサーチなど経営を考える上での基本情報を提供してくれます。意思決定における客観的情報になり、考える或いは検証するなどの機会を与えてくれるのです。
改革が進まない企業には、隠蔽や情報が開示されない状況が散見します。これらの体質を断ち切るためにも、新たな市場開拓に関心を持って頂きたいものです。
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