エリカの花 - 文化・芸術全般 - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
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エリカの花

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前回は、

「なぜ花は美しいのでしょう。

見る人を慰めて、何の見返りも求めない。

ただひたすらに献身的だから、花は美しいのです」

  (※「花言葉」美輪明宏 著 より)

 

…と、「花」に付いて素敵に語られた繋がりから、今回は私の名前でもある「エリカ」の花に付いて書いてみよう♫と思います♡

☆_(_☆_)_☆ 

 

 

私の名前は、私の母が若かりし頃に花嫁修業でお華を習っていた時に、或る日用意されていた白いエリカの愛らしい花に魅了され、「結婚して子供が女の子だったら、名前をエリカにしたい」と思ったのが由来だそうです。

 

 

 

  (スズランエリカ)

 

そしてこれは不思議な偶然なのですが、私の父方の祖母も「女の子の孫ができたら、一人には"エリカ"と名付けたい」と、ずっと思っていたのだそうな!(当時、"エリカ"などという名前は随分とハイカラな名前だった時代なのに、この偶然は一体何!? 笑)

\(◎o◎)/!

 

そしてこれも、あまりの偶然に驚いた「エリカ」に纏わるエピソードなのですが…。

私がその昔、ルーマニアで国際結婚した時に式を挙げたのは、元主人が子供の頃から家族で通っていた、彼等に取っては大変馴染み深い教会だったのですが、ナントこれ又偶然にもその教会の名前が「San(聖なる)・Erika」だったのでした!

 

(私達が結婚式を挙げた時に、元主人もその家族も自分達が代々お世話になって来た教会の正式な名前を初めて改めて知って、皆でその偶然にビックリした!なんて事は、今では懐かしい思い出デス♫)

 

辞書を引くと、エリカの花に付いては以下の様に書かれています。

 

 

★【エリカ Erica  英名:Heath(ヒース)】

ヨーロッパの荒れ地に繁る。

低い木に紫がかった白色の釣り鐘型の小粒の花を付ける。

 

 

 

 

この"荒れ地に繁る"という所を読む度に、私はいつも「何だか自分の人生に置き換える事ができるかも…」なんて感じて、とても感慨深くなるのであります。(笑)

 

あ、そうそう!以前にアメブロの方で、エリカの花に付いて素敵なブログを書かれていた方がおりましたっけ♫

 

この方は、アメブロの方で私に「いいね!」を良く下さる方なので、たまたまそこからこの記事を見つけたのですが、これを読んだ時、私はとても感動してしまいましたので、今回皆様にもご紹介致します♫

☆_(_☆_)_☆

 

 

孤独感を創造とビジョンに変えるコーチング より

 

 

エリカと言う花には、孤独という花言葉

あるそうです。

 

農耕に適さない、痩せこけた荒野の荒れ地

咲く姿を見て、一説ですがそう

名付けられたそうです。

 

その他にも、この花には寂しさ裏切りの花

言葉があるそうです。

 

イギリスの作家に、シェークスピアと言う人

がいます。

 

その方の作品の中で、有名な四大悲劇 

「マクベス」「リア王」というのが

あるのですが、このエリカと言う花が登場

するシーンがあるのです。

 

 

『マクベス』

 

将軍マクベスは、勇猛果敢さと小心者の二面性をもつ人間で、

自分の主君を妻と謀って暗殺し、王位に就くのですが、

彼の持つ二面性に耐きれずに、

錯乱して亡き王の王子と貴族たちによって、

倒される物語なのですが、

 

その物語の中で、マクベスは、

三人の魔女から、王になると預言されるのです。

それを言われたのが、荒野にエリカが生い茂る場所なのです。

 

 

『リア王』

 

リア王には、三人の娘がいました。

上の長女と、次女の二人の巧みな言葉よって、

国を譲ってしまいます。

 

そして、その二人から追い出されて、彼は末娘の力を

借りて、戦いを挑むのですが敗れてしまう物語です。

その中で裏切られて孤独になった老いたリア王が、

さまよい歩くところがエリカの花が咲く、荒野なのです。

 

 

二作品とも裏切りはもとより、人間の寂しさ

悲しみ、孤独、そして、孤独感が表現された

とても良い作品です。

 

日本でも、舞台で、私の記憶違いであったら

申し訳ないのですが、黒澤明監督の「乱」を

思い出しました。

 

一説ですが、胆石を砕くために薬として使用

されたことが、エリカの名前の由来となった

とも言われています。

 

古代賢者は、荒野と言う荒地で独り孤独感

中で、思考して、街に降りて人々に恩恵を

与えたという話が、あるそうです。

 

私はこの花のエリカと、古代賢者の姿を

重ねていました。

 

花の色によって、このエリカに持つ意味は

違うそうです。

 

細かくは書きませんが

「幸福な愛」 「私らしくありたい」 

「心地よい言葉」 「博愛」などが

あるそうです。

 

 

あなたの孤独、孤独感は一つ、独りのもの

なのかもしれません。

 

その中には、無数の美しく色違いのあなたの

可能性が、秘められているのかもしれません。

 

あなたは、それを手に取って取り出そうと

していないのかもしれません。 

 

あなたの荒野と言う、孤独感の中であなたの

花は、待ち続けているのかもしれません。

 

 

 

以上、「エリカ」の花に付いて素敵な解説をされた方のブログ記事のご紹介でした♫

☆_(_☆_)_☆

 

そう言えば「嵐が丘」という、英国の作家(エミリー・ブロンテ)が書いた有名な小説がありますが、それもエリカ(ヒース)の花が生い茂る中で物語が展開して行くイメージで書かれていた様に記憶します。

確か主人公の恋人の名前が「ヒースクリフ」じゃなかったかなぁ?(シェイクスピアもそうですが、この「嵐が丘」も時代的にかなり暗いイメージの物語だったと記憶します)

 

Erica (Heath)は「ヨーロッパの荒れ地に咲く花」

…という事で、特に英国発祥の物語や小説に「エリカの花」は、結構象徴的に色々な所で活躍しているのかもしれませんね~。

(^^✿

 

 

私の名前は、特に日本人の少ないヨーロッパの国に行くと、必ず「え?君は日本人なのにエリカ?エリカはヨーロッパでのポピュラーnameなんだけど!?」と、かなり驚かれたものでした。

 

そして私自身は何故か昔から、前世は絶対ヨーロッパに生まれていたと自分で勝手に感じています♫

(^^✿

 

そうそう、昔或る人が私に「貴女は前世、ヨーロッパの修道女だった。貴女がルーマニアで結婚式を挙げたSan Erikaとは、あなたの前世」と仰る方がおりましたっけ。(この手の話、私は半信半疑なのですが…)

 

ちなみに英語で花のエリカのスペルは Erica ですが、以前外国人の知り合いに「Erika の綴りの方が、より広大な感じのイメージになる」と教えられて以来、Erika と綴る様になりました。はは♫

 

でも Erica の方が愛らしい感じがして、私は本当はこっちの方が実は好き♡なのかもしれないデス♫

私は昔から「綺麗」と言われるよりも、「可愛い♡」と言われる方が嬉しいと感じる性格でしたしね~♫(笑)

(^^✿

 

あ、でも今は、そのどちらも滅多に言われなくなるという"良いお年頃"になってしまいましたが。(笑)

(^^;

 

まぁ、それは時の流れから、今の私の"しょ~がない事実"ではありますが(笑)、せめて"おばさんのおじさん化"にだけはならない様には気を付けたいものでございまする。(笑) 

☆_(_☆_)_☆

 

 

(ジャノメエリカ)

 

エリカの花にも色々な種類がありますが、この薄紫色のエリカが英国の物語に出て来る「荒れ地に咲いているエリカ」の私のイメージです♫ (※実際は別の種類の縦長の薄紫色の花ではないかと思います)

他にも違う種類で、もっと可憐で華やかな薄紫のエリカもある様ですが、日本で売られているのは大体このジャノメエリカか白いスズランエリカですね♫

(^^✿

 

 

 

エリカの花言葉 (「情報サイト誕プレ」より)

エリカの花言葉は、全部で8種類あります。花の色や品種によって花言葉が違いますので注意しましょう。

① エリカの花言葉 ・・・・・・・・・・・・・孤独
② エリカの花言葉 ・・・・・・・・・・・・・寂しさ
③ エリカの花言葉 ・・・・・・・・・・・・・裏切り
④ 白色のエリカの花言葉 ・・・・・・・・・・幸せな愛
⑤ 紫色のエリカの花言葉 ・・・・・・・・・・閑静
⑥ ジャノメエリカの花言葉 ・・・・・・・・・幸運
⑦ スズランエリカの花言葉 ・・・・・・・・・幸せな愛
⑧ エリカ・クリスマスパレードの花言葉 ・・・博愛

 

 

【花の色に関係ないエリカの花言葉】

 

荒野とは、人も草木もないため、寂しいイメージがする場所です。そんな荒野で育つエリカに対して、「孤独」や「寂しさ」や「裏切り」という花言葉が付けられました。

エリカの一般的な花言葉は、どの言葉も一人ぼっちという状況を表しているため、誕生日に贈る言葉としては向いていません。その為、エリカの花をプレゼントする場合は、花の色や品種で決まる花言葉を添えてプレゼントするのが鉄則です。

 

 

《白色の花のエリカの花言葉》
 
白いエリカの花言葉は、「幸せな愛」という言葉です。

ヨーロッパでは、白色の花のエリカを見つけて、意中の異性に白色のエリカをプレゼントすると幸せになれるという言い伝えがあります。これが由来になり「幸せな愛」という花言葉が生まれました。

従って、あなたが好きな人に花言葉を贈りたい時にピッタリの言葉です。勿論、新婚の夫婦に「これからの生活を幸せに送って欲しい」という願いを込めて贈っても良いでしょう。

 

 

《紫色のエリカの花言葉》

紫色のエリカの花言葉は、「閑静」です。

閑静とは、静かで落ち着いている様子を意味した言葉です。落ち着きのある人に贈る言葉として良いでしょう。

 

 

 

《ジャノメエリカの花言葉》

ジャノメエリカの花言葉は、「幸運」です。

「幸運」という言葉は、花言葉として贈る時に非常に便利な言葉です。運が良い人は勿論のこと、「幸運」を祈って花言葉を贈る場合など、どんな時にでも使える言葉だからです。

幸せの花として、「幸運」という花言葉を添えて贈りたいものです。

 

 

《スズランエリカの花言葉》

スズランエリカの花言葉は、「幸せな愛」です。

白い花のエリカと同じ花言葉。白い花のエリカは、ヨーロッパの言い伝えが由来なので、好きな人に贈るべき言葉です。スズランエリカの花言葉は好きな人に贈っても良い言葉ですが、どちらかと言うと新婚さんに贈った方が良い花言葉です。

 

 

《エリカ・クリスマスパレードの花言葉》

エリカ・クリスマスパレードの花言葉は「博愛」という言葉です。

「博愛」とは、平等に愛するという意味の言葉です。性格に裏表がない人に是非とも贈って欲しい花言葉です。

 

 


 

【エリカという植物について】

 エリカという植物は、どんな植物なのか、どんな花を咲かせるのかなどを詳しく解説致します。

「エリカの花 NHK」の画像検索結果

 

《エリカ属という生物分類に属しているエリカ》

エリカとは、南アフリカ原産の植物です。

全部で700程度の種類があり、大きく分けるとヨーロッパ原産のエリカと、南アフリカ原産のエリカがあります。ヨーロッパ原産か南アフリカ原産かによって、開花時期、花の形、大きさ、耐暑性、耐寒性などが異なります。

ちなみに、日本では40種類~50種類ほどのエリカが流通しています。

 

 

《誕生日の花としてのエリカ》

エリカは、以下の月日の誕生日の花です。そのため、以下の月日の誕生日の人に、花言葉を添えてエリカの花をプレゼントすることは良いことです。

★8月5日の誕生花
★9月17日の誕生花(白色のエリカ限定)
★12月14日の誕生花(エリカ・クリスマスパレード限定)

 

 

《エリカの英語と名前の由来》

エリカの英語とその英語の由来、またエリカの和名とその和名の由来をご紹介致します。

 

エリカは英語でheath。その言葉の由来とは?

エリカは、荒れた大地に自生するツツジ科の低木です。

主にイギリスやアイルランドの荒れ地のことを英語でheathと呼ぶため、heathという英語になりました。

 

 

エリカの和名は、エリカ。その言葉の由来とは?

エリカの学名、Ericaをそのまま日本語読みしたものが、エリカの和名になりました。

ちなみに、エリカを学名で呼ぶのは日本だけです。

 

 

《エリカの種類について》

日本に40~50種類あるエリカの中で、有名な品種は以下の通りです。

 

ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)

蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)とは、日本で最もポピュラーなエリカの品種です。

2m程の低木で、開花時期は11月~4月頃。ピンク色や薄紫色の花を咲かせます。

花の中の花粉袋が、蛇の目に見えることから、蛇の目エリカ(ジャノメエリカ)という名前になりました。

 

 

エリカ・ウインターファイヤー

エリカ・ウインターファイヤーは、冬(12月~2月頃)に花を咲かせます。

花は、まるで炎のような赤色。40cm~50cm程度の大きさのエリカです。

 

 

スズランエリカ(エリカ・フォルモサ)

鈴蘭の花に似ているエリカの一種です。開花時期は2月~5月頃。

枝がたくさん分かれ、そこに白色の花をびっしりと咲かせます。

大きさは60cm程度。暑さには弱く、少し栽培に手間がかかるエリカです。

 

 

エリカ・ダーレンシス

エリカ・ダーレンシスは、寒さにとても強い品種です。霜がおりていても、問題ありません。

開花時期は2月~4月頃。花は、ピンク色や白色などの花を咲かせます。

大きさは50cm~70cm程度。高温多湿に弱いので、夏場は注意が必要です。

 

 

エリカ・クリスマスパレード

エリカ・クリスマスパレードの花は、桃色をしています。

クリスマス頃に花が咲き、茎から丈夫にかけてパレードの風景のように花を咲かせるという特徴があります。

冬に花を咲かせますが、寒さに弱い品種です。

 

 

 

《エリカの花の色や形や開花時期(季節)》

エリカの花は、エリカの種類によって花の色が異なります。

具体的には、赤色、ピンク色、白色、黄色、オレンジ色、紫色など様々な色の花を咲かせます。
花の形は、主に細長い見た目の花ですが、品種によって若干の違いがあります。そして、密集して咲く傾向があります。

エリカの開花時期は、品種によりますが、1月~6月と9月~12月にかけて様々。

その為、エリカの花の季節は夏場以外と考えて問題ありません。又10月~11月頃に咲く花は少ないのですが、晩秋に咲く花なので、10月~11月で花を探す時に重宝します。

 

 

エリカの概要

 

名称 エリカ

学名  Erica
和名  エリカ

その他の名前  ヒース、クリスマスパレード

 

科名  ツツジ科
属名  エリカ属
分類  花木

 

原産地 南アフリカ、北アフリカ、ヨーロッパ

 

丈(高さ)  15cm~300cm程度(メインは20cm~80cm程度)
夏  普通~強い(品種による)
冬  普通~強い(品種による)

栽培難易度  中級者向け
開花時期  品種による

 

 

※このエリカの花言葉のページは情報サイト誕プレによる内容のものです。

 

 

 

以上、「エリカ」の花に付いてお伝え致しました♫

☆_(_☆_)_☆

 

エリカの花には「孤独」というイメージが強いというのも、何か自分の人生を現してしている様に私は感じているのですが、でも孤独というのは「孤高」にも通じており、

 

特に(生まれる前に)上級編の課題を自分で自分に課した人間の成長には、(古今東西の賢者達が伝えている様に)「孤独」は絶対的に不可欠なものでもあるのですから、怖れたり恥じたりする必要は全く無いし、私はむしろそういう自分を楽しんでいるのかも♫

 

どんな時も「自分を信頼し、自分が自分の一番の親友」でいられる人間は、孤独を怖れる事はないのだと私は思います。実際そういう自立できた人間にしか、他者に対して本当の慈愛や慈悲を持つという事は不可能なのですしね~。

( ・・) ~ ☆彡

 

 

それでは今回も、美明宏さんの深い深いお言葉で締めさせて頂きましょう♫

☆_(_☆_)_☆

 

 

「孤独」とは物事を深く考える、聡明になるチャンスです。

友達が多いことが、必ずしも幸せとは言えないのです。

 

 (※「花言葉」美輪明宏 著 より)

 

 

     

                              Erica

 

 

 

 

 

 

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年