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「いい人がいたら結婚しよう」が最悪な訳！
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こんにちは。湯田博和です。
前回までは、「相思相愛の迷いのない結婚」を手に入れた多恵さんの体験を紹介しました。
（その記事はこちら→「エンドウ豆の上に寝たお姫さま。」）
婚活で、「いい人が現れたら、結婚します」と言ってる間は、一生結婚できない！
そう思った方がよいですし、早いですよ。
よく「いい人と出会ったら、結婚します」と言って、お見合いを繰り返している人がいます。
それじゃあ無理なんだけどな、と残念に思いつつ、まだ結婚の準備ができていないのだな、と暖かく見守ることにしています。
実は、「結婚する」という意志決定が先にあって、意志決定できた人だけが結婚できていそうなんです。
出会い以前に覚悟がいる。
これ、精神論じゃなくて、腹を括る必要があるんです。
私たち夫婦の実地体験に基づいて言っています。
１回目のお見合いで成婚した、りんごさんという意志決定の達人は例外としても。
彼女の場合、直前に家族が亡くなったという人生の転機が後押ししてくれました。
さいきん成婚されたお二人とも、異口同音に同じことを仰っています。
本人的には、後から振り返ってわかることなんですが。
腹を括った瞬間がありました。
婚約間際まで行って、二人の間で意図しないトラブルが起きて終了になり、次の出会いで成婚した。
そういうケースは多いです。
多少のドラマがあった方が、人は腹を括れます。
大抵の人はそこであきらめて休会してしまいます。
一人での活動は疲れますしね。
定期的な相談相手がいるのといないのでは雲泥の差があり、異なる結果をもたらします。
さて、「絶対、結婚できるコツ」はありません。
婚活で、魔法の杖はない、と思った方がいい。
それでも、一人ひとりが幸せになる方法はきっとある。
方法は一人ひとり異なる。
「母という病」「父という病」（岡田尊司著）という本を読み始めています。
専門家の間でさえ混乱があるようです。
わたし達の幼児期に、快・不快のニーズをケアしてくれる存在が母親です。
自我が芽生え、母親から自立する段階で、保護や導きとなり、規範の遵守や自信をサポートしてくれる存在が父親です。
悲劇というか、不幸というか、この時、父と娘との間で、生まれ持った性格が極端すぎて、良好な関係を持てなかったとします。
このブログで取り上げつづけてきた「強い父、弱い娘」問題です。
補足しますね。
弱い娘というのは、不安と怖れの強い性格タイプのことです（ユングの内向・感情型）。
強い父は、パワフルで対決的な性格タイプのこと（ユングの外向・直感型）。
「恐い父 対 怖れの強い娘」の組み合わせです。
そして父親の健全度にも依りますが、大抵のケースで、娘が「被害者」に陥ってしまいます。
アドラーのいう勇気くじきが起こります。
この娘は本来、愛着の対象が父親なので、自己信頼を学び、自己肯定感を養い、導きの感覚を与えてくれる存在が父親でした。
愛着とは、肯定的な（良い）執着のこと。
この愛着がうまく育たないと、人間関係や他者とのコミュニケーションの場面で、自分には導きがないと感じて育ちます。
不幸にも父親と良好な関係を持てずに育ち、愛されているという感覚を充分に抱けなかった。
すると、男性に対する恐れや不信感を隠したまま成人してしまいます。
さらに問題なのは、夫婦仲が悪かったり、セックスレスだったりすると。
母娘の癒着（共依存）が形成され、男性不信が増長されるだけでなく、結婚自体に良いイメージが抱けません。
怖かった父親との体験がトラウマと化し、人生を前に進ませないブレーキとして作動し、多くの方が自己憐憫の人生脚本を描きがちです。
「怖れの強い娘、本音を言えない娘」の誕生です！
いちばんの問題は、このタイプの女性達が自責感が強いこと。
人間関係で躓くと、まず「悪いのはわたし」となります。
自己いじめをして、多くの方が結婚に恐れを抱き、人間関係全般で、特に男性との間で対等な関係を築くのが苦手になる。
大人になった今も誰かのせいとか、父親のせいにしているというより、こころの中がそういう心理構造になっているという意味です。
子供の頃に形成された心理パターンは、恐れていたとおりの現実を創り出します。
そろそろ、こころの中の「父親」を自由にしてあげて良い頃です。
復讐以外のなにものでもありません。
弱かった子供時代ならいざ知らず。
先ずは、自己理解から始めてみませんか。
そのうえで、自己憐憫の人生脚本を生きるのはもう止しにしませんか？
二人で一緒に「人生の角を曲がる」と決めると、ワクワクする体験が待ってますよ！
結婚という永続的なパートナーシップを手に入れて、人生の次のステージへ、一歩踏み出す勇気を！
ではまた。
（このテーマつづく。）
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