- 小澤 康宏
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
今回は、笑うに笑えない例です。専門家を活用すると決断したまではよかったのですが、依頼人自身の体質改善まで考えていなかったというものです。
まず、変わらなければならないのが、依頼人自身だとは考えずに依頼する或いは軽い気持ちで企業の体質改善を依頼する場合がほとんどです。
体質改善とは、従来の考え方や進め方を根本的に見直す又は捨てるところからスタートします。従って、今までやってきたことが否定され、プライドがズタズタになります。とても受け入れがたいことを要求されます。ここで切れたらお終いです。そのくらい変わる覚悟が必要なのです。
よく、一日や二日の全社員への意識改革のための講演や研修をしたいと言いますが、実施したならば、講演後その検証会議を行い、当社が変わるべきことは何で、どのように変えていくのか具体的な活動へ落とし込むことが必要なのです。
実施しても、その後何もしない或いは検証もしない、これでは実施したことは無駄になってしまいます。まさに、依頼人自身の問題です。
このコラムに類似したコラム
新事業への投資その②「官庁土木主体の企業が行うべき投資」 小澤 康宏 - 経営コンサルタント(2017/11/13 13:37)
スピードとエネルギーと覚悟 長谷川 進 - 経営コンサルタント(2021/03/08 11:19)
経営者としての力量や覚悟 長谷川 進 - 経営コンサルタント(2020/03/13 09:57)
新規事業への投資その⑤「攻め入る市場を知る」 小澤 康宏 - 経営コンサルタント(2017/12/04 14:44)
専門化活用の失敗例その②「専門家が何かを与えてくれる?」 小澤 康宏 - 経営コンサルタント(2017/09/04 10:14)