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閲覧数順 2024年04月23日更新

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「親に悪い」なんて思わなくていい

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カウンセリングをしていると、たびたび出会う言葉に「親に悪い」というものがある。特に20代30代の若い世代に多い。

私はこのセリフを聞くたびにイヤーな気分になる。

なぜなら、その背後に「親の期待に応えなければならない」「親に恩返しをしなければならない」「親に感謝しなければならない」という、親からすりこまれた罪悪感による支配を感じるからだ。

今もしこうした呪縛に苦しんでいる人がいたら、自分自身にそれらの暗示を手放す許可を出してあげてほしい。

子どもの頃は生活力がないから親に従うしかなかった。だから暗示にかかるのは生き延びるために必要なことだった。そんな自分を責めることはない。仕方がなかったのだから。

でも、大人になった今は違う。

自分の人生は自分で選べる。親の支配から自分の意思で抜けだせる。

親が子どもを育てるのは義務なのだから、子どもから感謝や見返りを求めるのはおかしい。というか、親が子を育てるのはあたりまえのこと。親が子育ての機会を与えてくれてありがとうと子どもに感謝するならわかるけど、勝手に産んでおいて感謝を求めるなんて筋違いも甚だしい。でもこれが毒親の論理だから恐ろしい。

近年知った「二分の一成人式」なるものも、親が子どもに感謝を公式に強要し親が感動するために催す親のエゴ全開のなんともおぞましいイベントに思える。

子どもは親の期待に応えるために生きているのではない。子どもは親の一部じゃない。完全に別人格。

大人になれば自分の選択、決断の責任はすべて自分のもの。親は関係ない。つまり、親に悪いと思う必要はないということ。

就職先、結婚する・しない、子どもの有無、性的傾向など、あなたの幸せはあなたが納得できていればそれで充分。親に認めてもらう必要はない。親孝行とは、親の希望を叶えることではなく、子どもが幸せでいること。

もし、経済的に負担をかけているなら多少は悪いと思っていいかもしれないけど、親にとって負担にならない程度の援助については「ありがとう」と感謝して堂々と受けとればいい。「申し訳ない」なんて思わなくていい。親にしたって、恐縮されるより喜んでもらえるほうが嬉しいはず。

いわゆる毒親は、恩着せがましくすることで子どもに罪悪感を植えつけ、罪悪感によって子どもをコントロールする。罪悪感はワナだと思って、手放す自分を許すこと。それが自分を守ることになる。
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