9月からカナダ留学するみなさんへ-[留学せん事]からの助言(その1) - 海外留学・ホームステイ - 専門家プロファイル

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大澤 眞知子
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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9月からカナダ留学するみなさんへ-[留学せん事]からの助言(その1)

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カナダはあと2週間ちょとでBack to School 新学年が始まります。

様々なルートからカナダ留学を決め、9月を迎える日本の若い皆さんへ、28年の留学サポートの歴史を振り返り、応援と共に少々厳しい助言をさせていただきたいと思います。


1994年から始めた留学サポートプログラム。

この6月で一旦幕を閉じました。

現在は、サイエンス専攻を目指す特別な高校留学、またA.I. 研究者の仲間入りをする大学留学サポートに特化し、カナダの特性と日本の優秀な頭脳とをつなぐことに専念しています。


しかし。

余りにも変わらない「留学」なるものには心を痛め続けたサポートの歴史でした。

2004年には「留学せん事」という本も出版し、特に「高校留学」の裏側をご紹介しました。


ここではその中から、未だに変わらない実体(留学業者側も受け入れ側も)を助言としてシリーズで書き止めていきます。


【留学せん事】ロバート・ミックミラン/大澤眞知子 共著 2004年出版 日本文学館

「ひとりの日本人女性とひとりのカナダ人男性が、ある日ビールを飲みながら、自分たちの留学サポートプログラムを立ち上げるべきだと考え始めました。

何人もの生徒がその恩恵を受けて素晴らしい留学を経験しました。しかし、留学という事そのものに内在する欠点が、舞台の真ん中に踊り出てきました。」

 

1.日本人を積極的に勧誘するカナダのスクールボード


BC州で20以上、アルバータ州で3つのスクールボードを訪ね、実際に生徒も送りました。

実体は、各スクールボードは何人日本人を獲得出来るかの競争をしています。

留学生が好きだから、ではなくて、留学生の払う授業料が大変な魅力だからです。


カナダ大使館が主催する「カナダ留学フェア」にこぞってスクールボードの勧誘担当者がやって来ます。

美辞麗句を並べ立て日本の若者と親を勧誘します。

日本の親と生徒は個人の顔ではなく、よだれの出そうな高額の授業料に見えていると感じています。


勧誘担当者は留学後の困難さなどは話しません。

カナダがいかにいい所かを力説します。


日本の親はころっとひっかかります、残念ながら。

いざカナダの学校に入り「こんなはずではなかった」となっても後の祭りです。

学校の留学生プログラム方針に従わされます。


2.留学エージェントは野放しビジネス


出来るだけ高いリベートを出すスクールボードに日本人を送る仕事が彼らの仕事です。

留学後のサポートを謳っている所がほとんどだと思いますが、彼らはスクールボードと学校には盾付きません。

大切な収入源のビジネスパートナーですから。

生徒の側に立つというより、生徒と親を「まぁまぁここはカナダだから」となだめる役割です。

しかし、エージェントも長年の経験でかなり賢くなって来ています。

非常に適当な上っ面の対応が上手ですが、エージェントが悪いというより、送る側にも大きな責任があります。

現在カナダに送られる日本の生徒のほとんどは、英語圏で勉強出来る能力を備えていない子だからです。

親も我儘な要求をして来ます。

「あんたの所に送ったんだから親代わりで面倒みなさい」とばかりに。


バンクーバーのエージェントで働き、日本の親の横暴ぶりに精神的に参った日本人の話しもよく聞きました。

子供がカナダでどんな面倒を起こそうが、将来のない留学をしていようが、ホームステイでうつ病のようになろうが「とにかく日本には戻さないでくれ」要求だそうです。

スクールボードも授業料を払ってくれる限りは、よほど犯罪でも犯さないかぎり放り出すことはしません。


そんな状況に目をつぶり、日本の若者を勧誘し続けるのがエージェントです。


(その2)に続く


ご質問などありましたら回答致しますのでお寄せ下さい。

このコラムでは実際のスクールボード名などは載せておりませんが、必要な場合は具体的な回答もさせていただきます。

Good luck, Kiddo.

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カナダにいらっしゃい!

カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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