カナダ留学のこれから - [新しい留学の形]その5・お助け編 - 海外留学・ホームステイ - 専門家プロファイル

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大澤 眞知子
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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カナダ留学のこれから - [新しい留学の形]その5・お助け編

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  1. 人生・ライフスタイル
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大きく変化する世界情勢、科学技術の加速度的進歩に対処するための「新しい留学」の形をシリーズでご紹介しています。


[新しい留学の形・その1〜4]のパターンに当てはまらないまま、行方のわからない留学を始めてしまった日本人生徒への提案


[新しい留学]シリーズの最後に付け足したいこと、実は一番多いCase study 。

カナダをよく知らないまま、能力もないまま、カナダの教育レベルへの準備もしないまま、バラ色の夢を描いて、または親の希望で、現在カナダで迷子になっている日本の生徒の数はかなりにのぼります。

実際にご相談に乗ったケースも多々あります。

「そんな事も知らずにカナダに来たの?」と絶句することの方が多いのが正直なところです。


悲惨な現実。

この後何年カナダの学校に在籍したとしても、帰国時に自信の持てる能力もスキルもないままです。

「1〜2年の滞在で英語が理解出来るようになる」と大きな勘違いをしている生徒(親もですが)が多いですが、そんな簡単に英語が使えるレベルにはなりません。

せいぜい、日常の普通のやりとりに慣れ、返事をするのが早くなる程度です。

内容の深い話しは出来ません。 議論も出来ません。 論理的なエッセイも書けません。

日本に山ほどいる、多少英語が得意だと思っている人たちの仲間入りが出来るかな?程度で終わります。
日本の企業が求めるバイリンガルに近いレベルに到達するには、高等教育(高校・大学・大学院)で正式に5〜6年学び、カナダでの社会体験も積むことが必要です。

それらの経験を経てやっと使い物になる英語が理解出来るようになります。


カナダに留学したのはいいけれど、高校卒業出来ない。。。大学に入学出来ない。。。大学を卒業出来ない。。。

英語力もない、専門分野もスキルもない。
日本のルートから外れているので、帰国後は非常に不利だ。

帰国後の現実は、より深刻です。


考えの甘い本人の責任とは言え、若い日本人の潜在能力をこんなに潰している「バラ色の留学を謳う業者、受け入れ学校」も大きな罪を犯していると思っています。

では、その悲惨な現実を少しでも前向きに変える提案ことは出来ないか?
カナダでの長年の経験から考えてみました。


カナダのテクニカルカレッジでせめて手に職をつけて帰国する方法。


カナダの公立のカレッジにはたくさんの職業専門コースがあります。
2年間程度のコースも多いです。
もちろん、入学し卒業するのは簡単ではありませんが、無謀な夢の「カナダの有名大学進学」よりは手が届きやすい選択です。

専門スキルが身につき、卒業のAssociate Degree (60単位程度で出る資格で、日本の短大・専門学校卒業資格と同等)がもらえます。

Associate Degreeまで到達したら、英語の運用能力も、自分の分野についてはかなり使えるレベルにはなると思います。

ただし、そのままカナダで就職出来る確率は非常に低いことは認識しておく必要があります。

雇うなら同じ専門スキルを持ち、英語は母国語のカナダ人か、英語に慣れている移民を雇います。
就労ビザの必要な外国人で、しかも英語は不自由(母国語の人には全く渡り合えるレベルではないです)な日本人をわざわざ雇用する企業はほぼないと言っても過言ではありません。

Associate Degree を持ち日本に帰り、普通の日本人よりは英語が出来る。
少なくとも、何も持ち帰れない「留学の末路」よりは将来への道が開けるはず。


日本にいたら何とか専門のスキルにたどり着き、本来の能力が開花出来たかも知れない若者たち。

カナダでよそ者扱いのまま、どこにもたどり着けない現実は本人だけでなく、日本にとっても損失です。


カナダ在住と長年のカナダでの経験を最大利用し、何か役に立てるといいなと考えています。

先にも述べましたように、道のりは簡単ではありませんし、年数もかかると思います。

しかし、折角カナダの地を踏んだからには何かを持って帰りたいと感じたら、こんな道もありだと、脳裏に刻んでおいて下さい。

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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
Super World Club 代表

カナダにいらっしゃい!

カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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