日経記事;『AI,人間圧倒し 引退 アルファ碁最強棋士に3連勝 グーグル医療・エネに技術応用へ』に関する考察 - アライアンス・事業提携 - 専門家プロファイル

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日経記事;『AI,人間圧倒し 引退 アルファ碁最強棋士に3連勝 グーグル医療・エネに技術応用へ』に関する考察

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皆様、
こんにちは。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー 山本 雅暁です。

5月28日付の日経新聞に、『AI、人間圧倒し「引退」 アルファ碁が最強棋士に3連勝 グーグルが開発終了、医療・エネに技術応用へ 』のタイトルで記事が掲載されました。

本日は、この記事に関して考えを述べます。

記事の主な内容は、以下の通りです。

『米グーグルの囲碁用人工知能(AI)「アルファ碁」と中国の世界最強棋士、柯潔(か・けつ)九段(19)の三番勝負第3局が27日、烏鎮で打たれ、AIが3連勝して幕を閉じた。グーグルは囲碁AIの開発は打ち切り、アルファ碁で培った技術の医療やエネルギー分野への応用に軸足を移す。

柯九段は序盤からポイントを稼ぐ戦術を採ったが、誤算があったようで劣勢に。終盤、勝負手を繰り出したものの完敗。対局後、「アルファ碁は完璧すぎた。苦しくてたまらなかった」と話した。

アルファ碁を開発したグーグル傘下のAIベンチャー、英ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営責任者(CEO)は「人間と対局するのはこれが最後になる」と語り、アルファ碁の事実上の引退を宣言した。

ディープマインドが囲碁AIの開発に取り組んできたのは、「AIの力を試す最適の舞台」(ハサビス氏)だからだ。同社は人間の脳をまねた「深層学習」と、AIが自己対局を繰り返す「強化学習」と呼ばれる2つの情報処理手法を組み合わせ、人間に頼らずに自分で勝ち方を編み出すAIシステムを作り上げた。

アルファ碁は囲碁用に開発されたが、基盤となったシステムの実社会への応用は始まっている。医療分野では英国で公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)と提携。特定眼疾患の検出精度向上にAIを活用するプロジェクトが進む。

グーグルのデータセンターでは大量の熱を発するサーバーの冷却に使うエネルギーを40%削減することに成功。英国の送電網を管理・運営するナショナル・グリッドと電力の需給調整にディープマインドのAIを活用する取り組みも始まった。

知的な盤上ゲームで最難関とされる囲碁では人間を上回ったが、AIが優位に立つのは、今は定まったルールがあるゲームなどに限られる。言語処理など、不得手な分野はまだ多い。

ただ、人間が設定した目標と枠組みの中とはいえ、自ら考え、独創的な手を編み出すAIの登場には「暴走」への懸念もつきまとう。高度化するAIを適切に管理する仕組みの重要性は今後、一段と高まりそうだ。』

大方の予想通り、米Googleのアルファ碁が、世界一の碁棋士に完勝しました。これでGoogleは、もうご棋士との戦いを続ける必要はなくなり、実ビジネスへの応用・適用に、今後の開発・実用化を目指すとしています。

Googleにとって、碁棋士との戦いは、英ディープマインドのデミス・ハサビス最高経営責任者が語っているように、人間の脳をまねた「深層学習」と、AIが自己対局を繰り返す「強化学習」と呼ばれる2つの情報処理手法を組み合わせ、人間に頼らずに自分で勝ち方を編み出すAIシステムを作り上げるための、1つの過程であることによります。

もちろん、Googleのアルファ碁は、当社の人工知能(AI)技術の高度化を示す広告宣伝効果を担っていることは確実です。

人工知能(AI)の実ビジネスへの応用・適用では、米IBMの人工知能であるワトソンが、1歩先行しています。

すでに、ワトソンは、医療分野や銀行や生命保険など金融業のコールセンター、人材マッチングサービス、人型ロボットPepperとの組合せによる1種のエンターテインメント用途など、多様化した用途に使われています。

ワトソンは、IBMの事業収益に確実に寄与しています。

Googleは、アルファ碁で蓄積したノウハウをベースにして、医療やエネルギー分野への応用に軸足を移すとしています。

すでに、Googleは、人工知能(AI)を活用して、自社のデータセンターでは大量の熱を発するサーバーの冷却に使うエネルギーを40%削減することに成功したとのことです。

近々に、Googleの人工知能(AI)は、IBMのワトソンと、実ビジネス領域で真っ向勝負の戦いを行うことになります。

私は、毎日の業務の中で、Googleの検索エンジンや翻訳エンジンを多用しています。

Googleは、これらの主要エンジンのソフトウェアに、2016年から人工知能(AI)を搭載したと、いくつかのメディアで報じられました。

たとえば、Googleの翻訳エンジンの性能は、確かに2016年後半から明らかに向上していると感じています。

私の支援先企業の中には、Googleの翻訳エンジンを活用しながら英語などの外国語対応を行っている企業が複数あり、異口同音に同じような感触をもっています。

Googleの翻訳エンジンや検索エンジンは、毎日多くの人たちが活用していますので、情報蓄積が可能であり、毎日進化していることになります。

同じようなことは、Appleの人工知能Siriや、米Amazonの人工知能にも言えます。

米大手ITベンダーは、人工知能(AI)分野でプラットフォーム構築を狙っているのは確実です。

インターネット検索、インターネット通販などの分野で、世界市場で共通化した人工知能(AI)のプラットフォーム構築ができれば、大きな新規収益源になります。

翻って、日本の人工知能(AI)分野をみますと、現時点では、米大手ITベンダーのように、巨額投資により大型開発・実用化を行っている企業は、ほとんどいません。

国内の大手ITベンダーでは、富士通が人工知能(AI)である「Zinrai(ジンライ)」の開発・実用化を積極的に進めています。

国内にも、米大手ITベンダーのように、多方面に人工知能(AI)を開発・実用化せず、特定の事業分野に特化した人工知能(AI)の実用化を積極的に進めているITベンチャーが数多く出現しつつあります。

代表的な会社としては、たびたびマスコミに紹介されていますプリファードネットワーク;PFN、WACUL、リープマインドなど優に50社を超える企業が、積極的に活動しています。

日本の非IT企業も、今後自社商品・サービスの競争力を強化する上で、多くの分野でIoT・人工知能(AI)・ロボットなどの活用機会が増えることは確実です。

さらに、国内企業は、労働力不足問題が深刻化する中で、より一層の自動化・省力化を行う必要があります。

このことは、多くの国内人工知能(AI)関連のITベンチャーにとって、新規事業機会が生まれる可能性が高くなることを意味しています。

このITベンチャーと非IT企業が手を結んで、自社商品・サービスの競争力強化や、自動化・省力化を実現する機会が、必然的に増加することによります。

このITベンチャーと非IT企業の効果的な連携(アライアンス)は、オープンイノベーションと呼ばれています。

国内企業は、人工知能(AI)対応は決して、上記する米大手ITベンダーの独占的なビジネスではなく、国内には数多くの実力あるITベンチャーがおり、これらの企業と個別の事業分野に特化して、オープンイノベーション;連携(アライアンス)でビジネスすることが重要であり、効果的であると理解する必要があります。

米大手ITベンダーが、インターネットと同じように、人工知能(AI)分野でプラットフォーム構築されてしまうと、多くの事業収益を奪われることになります。

ITベンチャーと非IT企業が、オープンイノベーション;連携(アライアンス)で効果的に人工知能(AI)を活用して、商品・サービスの競争力強化や自動化・省力化を実現することを大いに期待します。

非IT企業は、、実力ある人工知能(AI)のITベンチャー・ベンダーを探すことが重要です。

上記するプリファードネットワーク;PFNは、多くの大手企業と連携(アライアンス)を組んだり、資本提携しています。

最近、PFNは米Microsoftとディープラーニングソリューション分野において戦略的協業することで合意したと発表されました。

このような動きをしているITベンチャーは、競争力をもつ技術やノウハウ蓄積をしている証左になります。

PFN以外にも、実力あるITベンチャーは数多く存在していますので、インターネット上の情報や直接的な会話などから、探して連携(アライアンス)の可能性を探ることがポイントになります。

オープンイノベーション;連携(アライアンス)の相手先企業を探す方法に関して、近々にある専門誌に投稿しますので、その記事が発行されたら本ブログ・コラムで発表します。

よろしくお願いいたします。

グローバルビジネスマッチングアドバイザー GBM&A 山本 雅暁

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