住宅の常識を問い直せ、スタート - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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住宅の常識を問い直せ、スタート

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住宅の常識を問い直せ
住宅には、数多くの「常識」があります

住宅は、とてつもなく要素が多い複合体です。
理論や規則(セオリー)で体系化することで、複雑なものをわかりやすくすることができ、同じような問題が起きた時に行き当たりばったりでない、統一された対応ができるようになります。

建築教育はこれらのセオリーを学ぶことが一つの柱となっています。

住宅の「常識」もセオリーの一種なのですが、一般の素人の人でも理解し間違いを減らすために、理論というより経験的なものを、わかりやすく伝えられていると考えられます。
そのため常識は、簡素化、単純化されています。

「常識」の真偽を見てみましょう。
例えば、「屋根は勾配が必要」(3/10程度以上の)と言われます。
これは、住宅に多い瓦屋根や、金属の平葺き、スレート屋根などでは正しいです。
しかし、ビルの屋根は、防水することで陸屋根と呼ばれる水平に近い屋根が可能ですし、金属屋根でも立ちハゼ葺きは普通に歩ける程度の緩い屋根が可能です。

「屋根は勾配が必要」と言っても、必ずしもそうでないことがあるわけです。
「常識」によって、最低限間違いの少ない住宅とする一方、安易に鵜呑みにし、条件や根拠を明らかにして正しく理解しないと、拡大解釈となり、不必要な制約を加え、自由度を奪ってしまうことになりかねません。

限られた条件の下で、できるだけ豊かな住宅をつくることが目標なので、「常識」の根拠を探り、本当に建物に適用されるのかどうかを検証し、制限を取り払っていくことが、良い住宅をつくる根幹の一つとなります。

このシリーズでは、住宅の「常識」と言われていることを検討し、先入観を取り払っていきますが、自由な住宅をつくるきっかけにしていただきたいと思います。

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庭を取り込む心地良い空間、永く住むためのフレキシブルな家

家づくりは、建て主にとっても、とても手間がかかることですが、苦労した結果、建物が実際に形となり、できあがっていくのは、本当に楽しいものです。遠い将来、この家に住んで良かった、と感じてもらえるような、家づくりのお手伝いをしたいと思います。

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