コンサルタントの選び方 1/2(課題がある場合) - 経営コンサルティング全般 - 専門家プロファイル

佐藤 宏樹
バルクアップコンサルティング株式会社 代表取締役
大阪府
公認会計士(日本/米国)

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対象:経営コンサルティング

寺崎 芳紀
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(経営コンサルタント)
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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コンサルタントの選び方 1/2(課題がある場合)

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コンサルタントの選び方 コンサルタントの選び方


今回は多くの方が悩みとして抱えていらっしゃるコンサルタントの選び方について書きたいと思います。


まずコンサルタントを雇いたいと思われる動機は、①課題があり解決方法も分かっているが、特定の機能が社内に不足している、②明確な課題があるが解決方法がわからない、③課題がわからないが違和感がある、の3種類に大別されると思います。


①課題があり解決方法も分かっている場合
①はコンサルタントを雇うというよりは、アウトソースすると言った方が感覚的には近いので、ここでは省略します。求めているサービスが明確になっていますので、そのサービス提供者を見つけて頂くということになります。会計事務所を雇うや弁護士を雇うといったことがこれに当てはまると思います。


②明確な課題があるが解決方法がわからない場合
②の明確な課題があるが解決方法がわからない状況においては、「コンサルタントのスキルの高さ」と「経営者との相性の良さ」で二軸で分別すると、「コンサルタントのスキルの高さ」の方が重要になってきます。戦略なり、マーケティングなり、財務なり、経営者の求める結果に答えるだけの特定のスキルがないと目的は達成されません。ではそのスキルがあるかどうかどうやって判断するのか。それは結局のところ「そのコンサル会社の実績」と「そのコンサルタント個人の実績」を見て判断するしかないと言えます。

各コンサル会社にはそれぞれの色がかなりあります。例えば、世間で戦略系と言われているコンサル会社は、財務が絡むような案件もできますが、当然戦略立案のような案件が得意です。逆もしかりで会計事務所系のコンサル会社でも戦略系のチームがありますが、やはり財務の案件に強みを持っています。中小のコンサル会社でも同じです。ほとんどの場合大手のコンサル会社から独立された方が起ち上げた会社ですので、その方がどの様なコンサル会社出身でどの様な案件をされてきた方なのかはよく見ておく必要があります。そこで働かれている共同経営者やスタッフの方も、大体の場合は類は友を呼ぶで、同じような経歴を持たれています。この様に同じような経歴を持つ方が集まり、そのコンサル会社の色が形成されています。その色がご自身の会社で求めている色なのかどうか見極める必要があるでしょう。

コンサルタント個人の実績については、小さなコンサル会社の場合は会社の得意分野=個人の得意分野になりますが、それなりの規模のコンサル会社になってくると必ずしもそうではないケースがあります。例えば財務系のコンサル会社に頼んだのに財務に明るくないコンサルタントが担当になった等。自分が依頼した案件に応じて適切な担当者を割り当ててくれるだろうと思ってしまいがちですが、最も適切なコンサルタントがちょうどよいタイミングで空いているという状況はかなり稀です。従って、担当となるコンサルタント個人の経歴や実績は確認が必要です。但し、優秀なコンサルタントはかなり器用ですので、自分の得意分野でなくても十分にやってのけます。そのコンサル会社が信頼に値する会社で、ご自身の案件が極めて難易度の高いものでない限り、そこまでの心配は必要ないでしょう。

小さなコンサル会社やまだ業歴が浅いコンサル会社においては、過去に在籍したコンサル会社での実績も含めた個人の実績が判断材料の全てとなります。基本的にはどこに在籍していたのか、どの様な案件を扱ってきたのか、それが自社の案件に近しいか、が判断材料となります。どこに在籍していたのかが全てだとは思いませんが、やはり各分野のトップのコンサル会社出身の方は優秀な方が多いなと感じます。難易度の高い案件の経験も豊富ですし、トップでやってきたという自信もあるので、大体のことはやってのけます。また、コンサル会社は基本的には教育してくれない場所ですが、見て学ぶという意味でよく教育されてると思います。この意味ではやりどこに在籍していたのかはコンサル選びの一つの大きな要素になると思います。

続き、、③課題がわからない場合は、こちら、


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