変化します。あなたは、たとえば10年前と比べて、
考え方や見方はどれだけ変わったと感じますか?
よく聞くのが、若いころは・・・と懐かしむので、じゃあ
10代や20代初めに戻りたい?と聞くと、「とんでもない!
今の私のほうが、よっぽど楽だ」という答えが
けっこう返ってきます。
若いころは、人の目を気にしたり、周りが何を言うかに
振り回されて、自分が苦しくて疲れていたし、でも時間がたち、
成長もしたし、以前ほど振り回されなくもなった、今のほうが
よっぽど楽、という方がけっこう多いのです。
確かに思春期のころは、大人の大変さとは別の意味で
大変なものです。今ならどうでもいいことに一喜一憂したりと
どなたにも身に覚えがあることでしょう。
考え方が変われば、共感するものや付き合う人たちも
変わります。引き寄せたいものや引き寄せたい人たちも
変わってきます。
また、個人のものだけでなく、時代の考え方や見方も
あります。
昔のドラマを見たりすると、時代の考え方(その当時
人がどんなことに共感するか)を反映していて
今と比べる良い機会をくれます。
人間には、成長するニーズがあるので、自分が
成長していると感じられることは、どの人にとっても
必要なものです。
基本的には変化に対して抵抗があるのが人間ですが
成長していないと居心地が悪くなるから不思議。
だから、人は成長していたいと思うものです。
成長にも波があって、一度に成長するときもあれば
少しずつ成長するときもありますね。そのタイミングが
人によって違います。
ときに、友達や周りにいる人が目に見えて成長して
いると、自分を振り返る機会にもなります。
同時に成長するタイミングが違うだけで、自分がダメだという
わけでもないのに、人と比べては「あの人は成長して
いるのに私はちっとも成長していない」なんて
落ち込むときもあるかもしれません。
ちっとも成長していない、なんて感じていても
確実に少しずつ成長しているはずです。
自分とは毎日付き合っているから、毎日
見ているものの変化になかなか気づかないだけです。
周りの人たちは、自分と比べれば目にする頻度が
低いから突然大きく成長して変化しているように
見えるかもしれません。
小さい子供たちだって、久しぶりに見ると突然
大きくなっているように見えますが、毎日見ていれば
その変化はそれほど顕著に目に付くわけでは
ありません。
3ヶ月前の写真などで、ああ本当に大きくなった、
なんて思ったりします。
私たちも同じ。毎日気がつくわけではなくても
時間がたち改めて見てみると、自分がどれだけ
遠くまでやってきたか、どんなことを乗り越え、
どれだけ成長してきたか、必ずたくさんあるはず。
自分がちっとも成長していない、と落ち込める力が
あるなら、まだまだ大丈夫です。
そのエネルギーを、自分がこれまで来た道を
振り返ることに使ってみてください。
長い道のりをやってきているはずです。
そして、今までやってきた力があるのだから
これからもやっていけるはずだと思い直してみて
ください。
まだまだ道はこれからも続きます。アップダウンも
あれば、早いときも遅いときもありますが、それも
ひとつのプロセスで、楽しもうとすればいいのです。
そうして気持ちがリセットできたら、人生は
楽しいことも待っているし、自分がさらに成長する
楽しみも待っていてくれます。
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このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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