平成29年4月から放送大学及び大学院で学びを開始した人達。

平成29年4月入学受付の締め切りが迫ってきた。勉強熱心な新しい仲間をご紹介します。

1。70代後半男性。工学系修士、定年後ヘルパーの資格を取得。健康維持に力を入れ、万歩計を携帯して歩く。現職は訪問介護士として5年経過。仕事は週1のペース。午前、午後に分けて、ひとりで訪問し身の回りの世話をする。世話を受ける人は年齢が80～100歳位。見た目は人の話を良く人との印象だが、現場では相手が話をしてくれないとの悩みあり。認定心理士の取得を目指す。学部選科生として入学、学習開始となった。

2。30代女性看護師。医師会病院の看護学校を卒業、国家試験に合格。大学病院の外科ICUに勤務していたが、都合により退職、総合病院で採用内定。放送大学で学ぶ先輩から勧められ学士取得を決意。3年次編入に必要な、成績証明書の発行をして貰う為、母校に向われた。2年間で卒業を目指し5科目を登録。

3。50代男性、防衛大学卒、自衛隊管理職。年齢を重ね、再度の学習を実現するため大学院入学を思い立つ。専攻は社会経営科学プログラムに決めた。当初、研究テーマは国際問題だったが、私が自衛隊OBで病院の総務課長として採用や改善活動に従事していた先輩の事例を説明したところ、再就職に有利な人事の仕事にも関心を示した。8月までにテーマを決めるとのこと。当面は選科生と入学、単位取得に励む事となり、科目登録を一緒にした。

4。50代女性看護師。国立病院の看護師養成の専門学校卒。現在も国立病院で看護師として勤務、転勤も有り。上司から管理職登用の話があり放送大学で学士の取得を勧められた。生活と福祉コース、3年次に編入することを決めた。長い間のブランクもあり当初は基本的な数科目の科目登録をする事にした。

5。50代女生、私立大の学芸学部卒。英語の教員資格保持。若い頃南米で過ごした。現在は自宅では母国語、外では日本語を使っている外国人に日本語を教えている。公立学校の補助教員。近い将来、放送大学大学院の人間発達科学プログラムに入学、日本語の能力向上に努めたいとのこと。今回は選科履修生として入学、人間発達各論（'15）の科目登録をされた。バイリンガルの現状について聞いたところ、両立は困難で、どちらかの言語が出来るかどちらの言語も駄目なケースが多いとのこと。

6。30代女性、市の職員として採用され、市立保育園の保育士として従事。幼保連携型認定こども園での勤務を考え、幼稚園教諭免許取得に係る特例科目（幼児理解の理論及び方法、教育課程の意義及び編成の方法、幼児教育指導法、現代日本の教師―仕事と役割―）の単位取得を目指し、放送大学に選科生として入学された。

7。40代女性、パート勤務。数年前から高校生の息子さんが難病を患い病院通いをしている。病院では医師のもと、チームを組んで対応している。メンバーに臨床心理士が必要だが現在は不在。なかなか見つからないとのこと。夫は協力的ではない。一念発起して放送大学院の臨床心理コース進学を決意。今までの心理学の学習状況についてお聞きした。殆ど知識はないとの事だったので学部の選科生として入学をお勧めした。心理学概論、カウンセリング序説を科目登録された。この科目の学習により、息子さんとどう向かうか考えるきっかけになる事を期待する。