三毬杖 とんど焼き - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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三毬杖 とんど焼き

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三毬杖 
 どんと焼き とんど焼き


『徒然草』

「さぎちやうは 正月に打ちたる毬杖を 真言院より神泉苑へ出して焼き上ぐるなり」


と三毬杖の記述があるので「どんと焼き」鎌倉時代には行われていたと思われます


「毬杖」というのは平安時代の貴族の正月遊びです

 

毬(まり)を杖のようなものでホッケーのように打ち合う遊びです

 


小正月の1月15日に門松や注連飾りによって出迎えた歳神様を

炎と共にお見送りする行事があります

「どんどやき」などと呼ばれるものです

この別名が「三毬杖」です

清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖3本を結び

その上に扇子や短冊などを添え陰陽師が謡いはやしながら火をつけます


毬杖3本を結ぶことから「三毬杖(さぎちょう)」と呼ばれるそうです


炎の上がり方・煙の上がり方でその年の吉凶などを占ったとされます

 

この行事は地域によってずれがありますが


15日の「小正月」に行う所と

 

8日に行う所とあるようです


これは「お正月」をいつまでとするかに関わりますね

 

東京では7日までを「松の内」とするのが一般的ですから

 

東京の「どんと焼き」で有名な 鳥越神社では

 

8日に行われます

 

住宅の密集する都内ではこのように火をつけるのは難しいことですね

 

竹の棒の先にひもを結び お餅を吊るします


子どもたちはその竹の棒を持ち 火にかざしながら


「トンド トンド トンド トンド」


と唱えながら地面を叩きながら 火の周りを回ります


しばらくするとお餅が焼けてきます


焼けると言うよりは黒こげになるといった方が良さそうです

 

子どもたちはそのお餅をいただいて食べるのです


このお餅をいただいた人は1年間病気をしないというおまじないです


無病息災を願います


子どもの数が少なければ大人にも順番が巡ってきます


なにしろ 都会の真ん中です


民家も隣接します備えは万全でなければなりません


火をつける前にも 屋根などに放水します

裏に回ると消防団員が待機していました


表通りには 消防車も待機していました

 

万全に供えることが大事な行事です


今年は行かれませんでした






 

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橘 凛保(Riho Tachibana)