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中村 嘉宏
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(宅地建物取引主任者)
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閲覧数順 2016年12月09日更新

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ウォーレンバフェット氏の失敗?

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金融危機を生き抜く不動産投資
世界金融危機に際して友人に「この市場を経験したことのある人今の世の中いるのかな?バフェットとかソロスくらいかね・・」と質問すると「いいやバフェットもソロスも大恐慌の時には子供だったから投資経験という事では誰もいないんじゃない」という返事が返って来ました。確かにそうです。1930年前後に投資をしていたという事はその当時30歳とすると100歳をゆうに超えてます。そういう意味で誰一人として現役の投資家で2つの危機を経験した事のある人はいないんでしょうね。きっと。

そんな中で大恐慌後世界で最も成功した投資家のバフェットに関してインターナショナルヘラルドトリビューン紙の記事が出ていました。簡略的に訳しました。
(http://www.iht.com/articles/2008/11/25/business/25buffett.php)

「ウォーレンバフェットは透明性を重んじ怪しい金融商品に関して警鐘を鳴らす批判家だったが、今では自身の投資会社の株価はここ数年来最悪の状態に打ちひしがれている。アメリカで最も頼りになる資本主義の案内人である彼は自身の不透明な投資に関して明らかにする事を約束した。今年の10月1日から最も信頼の高かった彼の会社のバークシャーハザウェーの株価も35%以上下落した。そしてバークシャー社のデフォルトリスクに対するコストも過去2週間ほどで2倍に跳ね上がり、ジャンクボンドと看做されるレベルまで到達した。主な懸念は2種類のデリバティブ商品に関してであり、AIGやリーマンやその他の金融機関の破たんの後ではタブーと言われる様な商品である。バフェットはデリバティブ商品を「金融市場の大量破壊兵器」と名付けていたが、彼自身がS&P500を含む4つのインデックス(株価指数)にリンクした商品が2019年までに上昇する事に賭けたことに投資家は懸念を持っている。月曜日にバフェットは次の年次報告の中で詳細にディスクローズするとコメントした。

バフェットは恐らく世界で最も尊敬される投資家と言っても過言の無い。多くの投資家は彼のバークシャーハザウェーの株主総会に参加し、多くの長期投資の投資戦略に関して書かれた彼の本が出版されている。バークシャー社に買われている会社は最良の企業とみなされている。ゴールドマンサックスやGEもその中の企業と9月・10月に購入を発表された時はみなされていた。(両社はもっとも高い配当をバークシャー社に払う事を約していたが・・)2008年の大統領選のさなか、バフェットの名前は単なるオバマ氏の非公式なアドバイザーに留まらず、アメリカ経済を良くしてくれると有権者に確信させる守り神的な象徴として扱われた。ただ、彼の主な事業であるバークシャー社のビジネスは悪化した。コアなビジネスが保険業務のクラスAの株式は木曜日まで9日連続で下落した。金曜日には上昇したが、月曜には87,500ドルに下落した。ネットジェットやコカコーラ、GE等を所有するバークシャー社は今年の1月に21兆6000億円だった時価総額は13兆6000億円に下落した。(1ドル100円として)バークシャー社の株価にバフェットの個人資産の3分の1がリンクしており大きなダメージを与えた。そしてそれは1930年台以降最悪の金融恐慌のさなかの市場に暗い影を投げかけた。

バークシャー社の株式を持つヘッジファンドマネジャーのホイットニー氏は「バフェッのこだわりや保守的な投資スタイルへの信頼を人々が失った重要なしるしだ」とコメントした。バフェット氏は最近のFOX社のインタビューでバークシャー社の急激な株価の下落に関してあまり気にしていないと語った。彼によると「過去3回同じような事があった。1974年と1975年には55%下落したし、1998年から2000年にかけても50%下落した。」とのことである。ただ、最近のバフェットのお墨付きは過去の成功の様にはうまくいかない事がある。例えば政府の最初に出した金融機関救済策には賛成したが、議会で否決されたし、ゴールドマンとGEへの評価もゴールドマンは46%、GEは38%の下落に見舞われている。書類上はバークシャー社のコアビジネスは他の会社よりも上回っている様に見えるが、第3四半期の利益は二つのハリケーンによって傷められた保険事業や投資していた会社の株価が下落したせいではあるが前年比77%下落した。それでも、バークシャー社は地に落ちたライバルのAIGの様なリスクの高い賭けを避けて来たし、幅広いポートフォリオの会社のおかげでいくつかのビジネスはうまくいっている。

それにも関わらず、投資家は日増しにバークシャーの4つのインデックスに対してのデリバティブの賭けに神経質になっている。バークシャーは4850億円でポジションを非公開で当初取りました。各インデックスがゼロになるという最悪のシナリオで、バークシャーは3兆5500億円の支払いを相手に払わなければならなくなります。会計上のルールから、バークシャーは6730億円を会計処理せざるを得なくなりました。市場参加者の多くはバフェットが簡単な儲けを得ようとして、会社を大きなリスクにさらしたと恐れています。SECからのレターによるとSECはバークシャー社に対して6月の契約内容に関して詳細な情報を開示する事を求めているそうです。恐らく一番驚くべき指標はバークシャー社のクレジットデフォルトスワップ(CDS)です。10億円のプロテクションを先週の木曜の段階では買うのには4900万のコストが掛ります。・・・同じプロテクションのコストは1月であれば326万円でした。(*会社が倒産した際に元本が返還される倒産保険の費用が上昇しています。)

バフェットが言うには10年後に契約が償還を迎えるまでの少なくとも10年間は担保の提供が必要ないとのことです。つまり潜在的に莫大な支払いは2019年まで顕在化しないという事です。・・・・クレジットデフォルトスワップの数値だけ悪化しており、債券の価格は95%以下に低下していないので債権投資家はバークシャーの倒産リスクを織り込んでいない様に見えます。前出のヘッジファンドマネジャーはバークシャー社の売りは機関投資家からの換金売りではないかというコメントをしました。・・・最後にバフェット氏は過去の失敗を認めて「もし失敗しなかったら、朝ベットから出て来れないじゃないか。失敗なんか全く気にもならない。」とコメントしました。(失敗しなければ人間ではないとでもいう意味か…)」(一部省略しました。)


この記事であれっと思ったのは、バフェット氏はフォーカス投資で自分の分かる銘柄のみを購入するという投資哲学を持っていました。ところが彼はインデックス投資という(市場全体を買うという)安易な選択を行いました。そもそも彼の投資哲学では市場全体もしくは100の企業を理解するのは難しいが10社を理解する方が容易であるという考えでした。それがS&P500(500社)という全体に賭けるという全く今までの投資哲学と異なる事をしたという事が1点。また、実は日本のバブル期にも生保や都市銀行などが行った日経リンク債やそれに類似した取引を彼が行った事に違和感を感じたのが1点です。

もちろん他の多くの過去の投資は中長期的には世紀の偉業と言っても良い成功を収めたので多少の損は関係ないのでしょうが、今回の投資はアレッという感じです。日本の投資家はバブル崩壊の最悪なスパイラルを経験しているので強気になれないですよね。地味な不動産投資はこちらhttp://www.minato-am.com/

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