- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
「共感能力」について
市長表敬訪問(写真提供広島市)
京大学長・山極寿一先生のゴリラの研究から
以下のような引用をくださいました
お聞きしている私の解釈です
(外れてはいないと思いますが念のために)
進化ということで考えると人間の歴史は700万年だそうです
武器を持つようになったのは1万年前
それ以前は平和的だったはずだと言います
戦いが激化したのは『共感能力の暴発』によるという説があります
そもそも人間はひ弱な存在で安全を確保し食料を確保するためには
協力することが必要だった
共感能力が働いたのですね
生存のために培った共感能力がなぜ暴発したのか・・・
原因が三つあるらしい
①言語
②農耕牧畜生活(定住)
③祖先という概念でアイデンティティーを共有できると考えた点
共感が特定の人たちだけの中で共有されると
別の集団を敵対視するというようなことなのだろう
そのようなことを話されたと思います
これはあくまでも私の解釈です
帰宅後「共感能力」で検索して確かめてみました
以下は京大学長・山極寿一先生の抜粋です
--人間社会で戦争をなくすことはできますか。
「インターネットは従来と全く違うコミュニケーションをもたらしている。社会的地位や階層とは無関係に世界中の人が話し合うことができる。平和のために利用できるかもしれない」
「国など集団間の境界を乗り越えるには死者を利用しないことだ。人間は過去の出来事を歴史として残すようになった。そのため親世代の戦争中の不当行為に関して子ども世代が責任を負うことになる。もちろん歴史は大切だが、争ったり、被害を受けたりした過去をどこかで解消しないと次の生き方、新しい文化を創り出せない。過去にこだわると修復できないことがたくさんある」
--そのためにはどうしたらいいのでしょう。
「例えば芸術や学術の世界では国同士が抱える歴史を問わず、さまざまな国の人が個人として交流する。その結果、国とは無関係の仲間ができる。共感能力を暴発させず、互いを結びつけ合う本来の方向に働かせることは可能だ。自己主張しながらも平和的に共存するゴリラに人間が学ぶことは多いと思う」
以上
まさにカンナ・プロジェクトの発想です
国やイデオロギーを超えて人と人がつながる
そこに起きる共感体験(カンナを育てること)を共有することで
お互いに想いを馳せ合う
それが平和をつくることにつながる
市長はそのことを伝えてくださったと私は解釈しました
そしてこれはカンナ・プロジェクトのへの大いなるエールであると感じました