中でも駅を中心として男の駅(町)と女の駅(町)とに分けた分析は変わった事を言うもんだと思いました。彼曰く駅には男の駅と女の駅があるという事です。男の駅・町というのは角ばっていて四隅がぴっちりした町をイメージしています。例えば男の町の代表は「大手町駅」なんかです。この町はオフィスビルが均一的に並んでいてビジネスビジネスしていますし、動線が直線的です。(必ずしも男の町という事は女性がいないという事を意味するのではなく封建的で古臭く堅苦しく理知的で融通が利かないというイメージを表していて、女性が長居をしないところというイメージです。)
一方女の町として確か彼が指摘したのが代官山等の駅であり町です。女の町というのは道にカーブが多く回遊性に富んだ動線をしていて、小さな小道がそこら中にある所をイメージしています。戦後高度成長期には男の町が主導で発展してきたがこれから来るのは女の町であると。他に女の町としてイメージ出来るのは恵比寿、神楽坂、根津、等などかな思います。彼が特に面白い駅と指摘したのは電車が直角や平行に整理されていない駅だという主張には思わずえっと思いましたが一理あるかもしれません。例えば弊社のある品川駅は全ての電車が平行に止まり整理されていて駅の周りの回遊性が低くくあまり面白みがないのに対して、自由が丘や下北沢等は駅に線路が斜めにクロスしています。こうした線路が直角で無く斜めにクロスする駅と言うのは開発がしずらい事もあり、また小道が出来たり裏道が出来て回遊性が高まり独自の文化が形成されるそうです。(女性が長居する街という事で女性にやさしい街ということでしょう。)
彼はこれらの町は女の町でもありながら変わった文化も形成する中性的な街の側面もあるという事で特にそういった街に注目しているとの事でした。変わった感性の人があつまるところという事もあるのでしょう…その本を再度読み直してみたい気がしますがどの本だったか記憶にないですがどうやら在庫が無い様です。不動産における人気エリアの形成という感性の部分はこういった所から来ているのかもしれません。カーブの多い小道が駅の側にあって、寄り道したり、お茶したり、しゃべくったり女性がゆっくり安心できる街というのが、ひいては男も集まり人気のあるところになるのかもしれませんね。
人気の恵比寿、自由が丘、神楽坂、中目黒等の店舗物件等もありますよ。http://www.minato-am.com/
このコラムの執筆専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
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