- 荒川 雄一
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
- 東京都
- 投資アドバイザー
-
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対象:家計・ライフプラン
こんにちは!
さて、内閣府の発表によれば、
2015年度の名目国内総生産(GDP)の確報値が、
基準を見直したことで、31.6兆円かさ上げされて、
532.2兆円になったとのことです。
これは、新たに国連の最新の基準を用いるとともに、
最新の統計を反映した結果としています。
具体的には、今まで「経費」としてきた研究開発費を、
「投資」としたことで19.2兆円、
特許使用料の加算が3.1兆円、
そして不動産仲介手数料の加算0.9兆円が、
かさ上げの大きな要因となっています。
新基準へと切り替えたことで、2016年の7-9月期は、
季節調整済みの年率換算で537.3兆円となり、
1997年10-12月期を抜いて、過去最高を更新しました。
安倍首相は、2020年ごろまでに、
「GDPを600兆円にまで増やしたい」
と目標を掲げていました。
低経済成長の今の日本にとって、
100兆円を引き上げることは、
“至難の業”とみられていましたが、
新たな基準の変更で、ある意味何もせずに、
“30兆円”以上引き上げに成功したことになります。
ただ、本来であれば、新基準で見た532兆円から、
実質的に100兆円引き上げできるかどうかが、
本来の考え方だと思うのですが、
そこは、あと68兆円という話になっていくのでしょう。
とはいえ、ここから10%以上GDPを伸ばすことは、
そうたやすいことではありません。
新基準下において、名目GDPを、
「どのようにして600兆円に引き上げるのか」
これからの施策に注目が集まるところです。
それでは今週も、世界が平和で、穏やかな日々が続きますように!
このコラムの執筆専門家
- 荒川 雄一
- (東京都 / 投資アドバイザー)
- IFA JAPAN 株式会社 代表取締役社長兼C.E.O.
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