亥の子餅と源氏物語 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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亥の子餅と源氏物語

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講習

亥の子餅

 

日本のハロウィンのブログにも書きましたが

その日は亥の子餅をいただきます

亥の子餅ってご存知の方が少ないですね

イノシシに似せてかたどったお餅です

その年にとれた新米のもち米に

大豆・小豆・大角豆・胡麻・栗・柿・あめの七種を入れて
 

お餅をつきます

それを旧暦の十月の初めの亥の日にいただいて

無病息災と子孫繁栄を祈念するというものです

イノシシは多産だそうですからそれに肖るということです

秋の実りに感謝し健康で家が栄えることを祈るのですね



ちょうどお茶の世界の「炉開き」の頃でもありますので

炉開きに亥の子餅をいただきます

立冬の頃 吐く息が白くなる頃 ゆずが色づく頃に炉を開きます

寒くなりましたから暖かい火を皆さまの方に近づけましょう

という亭主の心配りの表れが「炉開き」ですね

子どもたちの茶道の炉開きは今度の土曜日です

先日(13日)の銀座のお茶会はちょうど2回目の亥の日でした

学童保育での小学1年生の茶道には

亥の子餅が用意できなかったので残念でした


さて この亥の子餅いつの頃からあったのかと調べてみますと


源氏物語の中に亥の子餅が出てくるではありませんか


平安時代は「通い婚」でしたね

光源氏もたくさんのお姫様のところに通って契りを持たれた

そのころは一夫多妻制でしたからこんな話も成り立つのですね


気になる姫君に和歌を詠んで文を届ける

返歌をして交流が始まるとそのうちに家を訪ねて一夜を共にする


これが三晩続くと 家のものが亥の子餅を差し出すのだそうです

それを食べたら「婚儀成立」ということだったそうです

なんだかお餅がのどに詰まったりはしなかったのでしょうか


あくまでも平安時代のお話です



甘春堂さんの亥の子餅です