現下の株安≒リスクオフと2016年11月第一週のマーケット

株価概況

11月第1週の株価は全面的に下落しています。
米国大東線の行方、イギリスのEU離脱に議会承認が必要という判決などで、将来が不透明になり、世界的にリスクオフになったものです。

MSCIオールカントリー指数は-1.91%の下落。
先進国の株価指数も－1.82%の下落、新興国のエマージングマーケット指数は－2.59%の下落です。

地域では中国の景気減退観測でアジア太平洋指数が－1.44%の下落、欧州のSTOXX600は－3.52%と大きく下落、中東・アフリカのブルムバーグGCC200も－0.54%の下落でした。

先進国株価指数週間騰落率

全ての株価指数が下落しています。



下落した1位は日本のマザーズ指数で大きく－6.77%の下落、2位はイタリアのFTSE MIBで－5.80%の下落、3位はデンマークの　コペンハーゲン指数で－4.68%の下落でした。

新興国およびフロンティア国株価指数週間騰落率

新興国とフロンティア国の株価指数もほとんどが下落しています。



上昇1位はパキスタンのカラチ全株価指数で4.59%の上昇、2位はバングラディシュDSE Broad IDXで0.79%の上昇、3位はハンガリーのブタペスト証取指数の0.72%の上昇です。

下落1位はアルゼンチンのメルバル指数で－6.23%の下落、2位はトルコのイスタンブール100指数で－5.19%の下落、3位はブラジルのボペスパ指数で－4.21％の下落です。

主要長期国債利回り週間変化

11月第1週の主要国債利回りは日・英・米ドイツ・豪州が低下しました(価格は上昇)
ドイツ10年国債の利回りはプラスとなっています。
仏・イタリア・スペイン・スイスの国債利回りは上昇しました(価格は低下)
2年国債利回りが下がり価格は上昇しています。

主要商品先物価格および不動産・商品指数週間騰落率

11月第1週、リスクオフ時の金は値上がりしています。銀・プラチナも上げています。
非鉄金属は小動きで下値を上げています。
原油はWTI、北海ブレント、ドバイ原油、NYの天然ガスいずれも大きく下げています。
穀物は、小幅な動き、不動産は日本、英国が下げています。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス　マイ　エフ・ピー　代表　吉野　充巨
ファイナンシャルプランニングと投資助言で人生設計から資産形成までサポートする保険や投資信託等金融商品を販売しないフィーオンリーのアメリカ型ファイナンシャル・プランナー≒独立系顧問料制アドバイザー。

【登録】
投資助言・代理業:関東財務局長　(金商)　第2227号
あなたのライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で資産配分とポートフォリオ構築を口座開設から銘柄選定までサポートします。
注:投資助言に関するリスクの所在は下記に掲載しています。
http://www.officemyfp.com/toushijogentorisk.html

『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべて読者・ご相談者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者・相談者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません