リーダーに必要な「論理」と「感情」の使い分け - 人事労務・組織全般 - 専門家プロファイル

ユニティ・サポート 代表
東京都
経営コンサルタント
03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:人事労務・組織

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

リーダーに必要な「論理」と「感情」の使い分け

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. 人事労務・組織
  3. 人事労務・組織全般
社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集 お勧めの取り組み

 もう10数年も前の話になりますが、ある大先輩の経営者から、「普通の人がやりたがらない仕事、苦労することが見えている難しい仕事を、自分の部下にやらせるとしたら、お前ならどうするか?」と聞かれたことがあります。

 

 当時の私は、「一緒に汗を流すと約束する」「精一杯の支援策を伝える」「具体的なやり方を事前に考える」など、「相手が納得するまで説明するしかない」というようなことを答えたと思いますが、その方からは「いや最後は感情だよ」と言われ、自分の考えがまだまだ浅いと思い知らされた記憶があります。

 

 そこで言われたことは、もちろん論理的な説明は絶対に必要で、それをできるだけ丹念に行うべきだが、最後は自分の気持ちを心を込めて話すことでしか、相手からの納得は得られないということでした。

 

 「力を貸してほしい」「俺の顔にめんじて」など、最後は感情に訴えるしかなく、そのためには、常日頃からの相手とのコミュニケーションを図り、良いことは後押しをして支援し、悪いことは注意をして正し、そんな中で築いた信頼関係がなければ、いざという時にキツイ頼みごとなどはできないということでした。

 

 「説明はロジカルに、お願いは感情で」と言われましたが、これはどんな規模のグループであっても、リーダーの振る舞いとして必要なことなのだろうと思います。

 いくら仕事だからといって、組織では上司の指示に従わなければならないからといって、信頼できない上司には、やはり従いたくはありません。無理強いばかりの上司、いばる上司、強引な上司などの威圧型や、人任せな上司、やる気がない上司、ヒラメ上司などの無責任型などはその典型でしょう。

 

 私自身はこういう上司に出会ったことがなかったので、そんな人はめったにいないと思っていましたが、コンサルタントとしていろいろな企業に関わるようになってからは、「うちの上司が・・・」などと、この手の上司の愚痴を聞くことが結構あります。

 

 もちろん誤解や言いがかりもあるでしょうが、少なくとも部下からはそう思われてしまっている訳で、部下との信頼関係がうまく作れない上司は、実は結構存在しているようです。これでは「論理」と「感情」を使い分けるところまでには至らないでしょう。

 

 納得を得るためには、「論理」と「感情」の両方が必要で、そのためにするべきことは、やはりお互いの信頼関係作りだということです。また、その方法は決して難しいことではなく、「約束を守る」「嘘をつかない」「相手を尊重する」など、人として当たり前のことがスタートです。

 しかし、上司・部下のような関係になると、このあたりに甘えが出たり、おろそかになったりすることがあるのではないでしょうか。

 

 リーダーには「論理」と「感情」の使い分けが必要です。そして、それを活用できるようになるためには、日頃の信頼関係作りが大切です。リーダーの立場にある人は、そのことを心に留めておく必要があると思います。



カテゴリ このコラムの執筆専門家

(東京都 / 経営コンサルタント)
ユニティ・サポート 代表

組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。

組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。

03-4590-2921
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「社員にやる気を出させるヒントになるエピソード集」のコラム

カテゴリ このコラムに関連するサービス

対面相談 【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える

当事者では気づきづらい組織風土の問題をアドバイス。同テーマ商品の対面相談版です。

料金
6,000円

「今一つ元気がない」「何となく一体感がない」など、職場の風土や雰囲気に関する悩みについては、当事者しかわからない事情とともに、当事者であるために気づきづらい事もあります。これまでのコンサルティングで、活気を維持する、活気を失う、活気を取り戻す、という様々な事例、プロセスを見た経験から、会社状況に合わせた原因分析、対策をアドバイスします。(同テーマのメール相談を、より詳細に行うための対面相談です)

【対面】「活気がない」「やる気が出ない」職場活性化を考える

このコラムに類似したコラム

「考えなければならないこと」と「考えても仕方がないこと」の見極め 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2017/01/31 08:00)

結局は納得できるかどうか 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2007/06/11 11:38)

「面談の仕方がわからない」というマネージャーの悩み 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2017/06/27 08:00)

今どきの「電話応対が嫌な理由」で感じた悩ましさ 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2017/01/17 08:00)

会話から「主語」がなくなってしまう理由 小笠原 隆夫 - 経営コンサルタント(2016/11/08 08:00)