RCの雨漏りは大変！

From 真山英二（さのやまえいじ）

「社長っ！！わかりました！！！」

「ほんとっ！？どこ？」

「ドアの左上のボックスが

全部防水処理されてなくて、、、

これで大丈夫だと思います！！！」

「よかったぁ、、、ありがとう！！」

昨日の電話の会話です。

ずっと原因のわからなかった

雨漏り箇所が特定できたようで

ほんとホッとしました。

昨年に雨漏りが発生。

調べてみると、

屋上の防水が切れているのが

判明し、防水処理を実施。

当然、雨漏りはもう大丈夫と

思っていたところ、

1Fのテナントのオーナーから

「実は、修理してもらった後も、

大雨の時に、、、」

要は、その工事ではなおり

きっていないとのこと。

随分とこちらに

気を使ってくれていた

みたいで、、、

いやいや、そんなことなら

早く言ってくださいねって。

そうは言ったものの、

原因を究明しても、

よくわからず、、、

ほんと困っていました。

原因がわからないまま

外側の塗装と防水をやり直すか、

とことん原因を追究するか、

とても悩みました。

今回は、雨漏り周辺の

部屋の協力が得られるので

原因究明を選択しました。

雨漏り周辺の部屋の内側に

穴を開け、内視鏡のような

カメラを入れて、

部分部分で漏れの状況を

確認していきます。

RC構造なので、

構造体があると、それ以上は

カメラを進めることができません。

また、別のところから穴を開けて

カメラを入れて、、、

そんなことを事務所の

休みの時に何回かして

やっとわかったのが、

冒頭の会話です。

写真が、実際のボックスたちです。

木造の雨漏りは、

水道（みずみち）の跡が

残るので原因究明も比較的

簡単です。

でも、RC構造の場合は、

ほんと大変です。

例えば、

分譲マンションの共用部からの雨漏り。

その原因がわからなければ、

調査費だけで、数十万円から

百万円以上かかってしまいます。

それでもわからないのが

RCの雨漏りです。

もし、区分所有ではなくて、

RC構造の建物を一棟で購入する場合は、

雨漏りについてしっかりと聞いて

売主から告知してもらうことが重要です。

そして、その瑕疵担保責任についても

しっかりとを明記しておいてください。

個人的な意見になりますが、

RC建物の一棟買いで、

瑕疵担保責任免責はちょっと

危険だと思います。

どうしても免責にしなくては

ならないのであれば、

中古物件の瑕疵保険をつけるなどの

備えをしておく必要があると思います。

素敵なマイホーム探しを楽しんでください。