世代ごとの家づくり 『子供編』 4  - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

横山 彰人
株式会社横山彰人建築設計事務所 
建築家
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世代ごとの家づくり 『子供編』 4 

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『建築家となら望みどおりの家が建つ』 建築家が明かす家づくりの極意 10-4
コラム10-2 世代ごとの家づくり 『子供編』 3のつづき

子供にふさわしい部屋



密室化された子ども部屋が、さまざまな少年犯罪において深く事件に関与しているとう議論の中で、「子ども部屋廃止論」や「弊害論」、そして「理想の子ども部屋」が繰り返されます。

長期の引き籠りや、親子の会話不足など、親が子どもと子ども部屋の空間をコントロールできなくなっているという現実が、こうした議論を生んでいるのです。

一方で、理想の子ども部屋のプロトタイプを雑誌や本に求めても、見つかるわけではありません。

つまり、理想の子ども部屋の雛形などないのです。一つとして同じ暮らしがないように、間取りや子ども部屋も、家族のライフスタイルや家庭教育、自立の状況によって変わってくるはず。これまでのような安易な与え方をやめ、どんな親子関係を作りたいのか、どんな家庭教育をしたいのかという前提から、理想の子ども部屋が考えられるべきでしょう。

子ども部屋が大きく普及した背景のひとつに、高学歴社会に対応した受験勉強のための部屋という位置付けがあります。外からの騒音、内からの生活昔などさまざまな音を防御する静かな部屋で、広さも、机、ベッドを置き、なおかつ友達を呼べる六畳くらいの広さが想定されたのです。

しかし本当に、勉強のために、外のざわめきや、家族の話し声さえ消してしまう必要があるのでしょうか。住まいの核でもあるリビングルームやダイニングルームの広さを犠牲にし、また夫婦の寝室を「寝るだけ」 のスペースにしてまで、一人の子どもに六畳を与えてよいのかを再考するべきです。

吹き抜けの天窓から差し込み、刻々と室内を移ろう光。個室に閉じず、自然を感じることができる開かれた住まいは、家族の一体感を生むだけでなく、子どもの感性を育みます。
新鮮な発見や驚きに満ちた毎日を送れる住まいでありたいものです。

『子供編』 5 につづく・・・


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