- 横田 秀珠
- ネットビジネス研究会 代表取締役
- Webプロデューサー
対象:ITコンサルティング
depthコマンドとは、site:(ドメイン)の前に、depth:(数字)をつけて検索、
つまり
depth:(数字) site:(ドメイン)
のように検索すると、そのドメイン内の指定した階層数で
Yahooが認識しているインデックス数(ページ数)が分かると言うものです。
ショッピングモール最大手の楽天市場で面白い分析をしてみました。
まず、検索窓へ
depth:-1 site:rakuten.co.jp
で検索すると、2件が表示されます。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=depth%3A-1+site%3Awww.rakuten.co.jp&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt
楽天市場
http://www.rakuten.co.jp
【楽天市場】メンテナンスのお知らせ
https://www.rakuten.co.jp
違いは、httpとhttpsだけですね。
まあ、これは当然です。
次に、検索窓へ
depth:0 site:rakuten.co.jp
で検索すると、約1,300,000件が表示されます。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=depth%3A0+site%3Awww.rakuten.co.jp&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt
depth:0以外に追加されたものを挙げます。
楽天市場 共同購入
http://www.rakuten.co.jp/groupbuy/
楽天市場 懸賞市場
http://event.rakuten.co.jp/present/
楽天市場 A店
www.rakuten.co.jp/a-shop/
楽天市場 B店
www.rakuten.co.jp/b-shop/
一つ下の階層まで調べていることが分かると思います。
これを見ると、楽天に出店しているサイトが一発で分かりますね。
次に、検索窓へ
depth:1 site:rakuten.co.jp
で検索すると、約2,220,000件が表示されます。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=depth%3A1+site%3Awww.rakuten.co.jp&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt
depth:0以外に追加されたものを挙げます。
楽天市場 カテゴリ 健康
www.rakuten.co.jp/category/health/
楽天市場 A店 大分類1
www.rakuten.co.jp/a-shop/big-1/
楽天市場 A店 会社概要
http://www.rakuten.co.jp/a-shop/info.html
楽天市場 A店 商品一覧
http://www.rakuten.co.jp/a-shop/all.html
楽天市場のカテゴリ名と、
各お店の大分類の一覧が出ます。
表示数も130万から222万と一気に増えました。
次に、検索窓へ
depth:2 site:rakuten.co.jp
で検索すると、約7,050,000件が表示されます。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=depth%3A2+site%3Awww.rakuten.co.jp&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt
depth:0と1以外に追加されたものを挙げます。
楽天市場 A店 大分類1 中分類2
www.rakuten.co.jp/a-shop/big-1/middle-2
次に、検索窓へ
depth:3 site:rakuten.co.jp
で検索すると、約8,410,000件が表示されます。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=depth%3A3+site%3Awww.rakuten.co.jp&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt
depth:0と1と2以外に追加されたものを挙げます。
楽天市場 A店 大分類1 中分類2 小分類3
www.rakuten.co.jp/a-shop/big-1/middle-2/small-3
楽天市場 A店 大分類1 中分類2 商品3
www.rakuten.co.jp/a-shop/big-1/middle-2/shohin-3
次に、検索窓へ
depth:4 site:rakuten.co.jp
で検索すると、約8,540,000件が表示されます。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=depth%3A4+site%3Awww.rakuten.co.jp&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt
depth:0と1と2と3以外に追加されたものを挙げます。
楽天市場 A店 大分類1 中分類2 小分類3 商品4
www.rakuten.co.jp/a-shop/big-1/middle-2/small-3/shohin-4
最後に、検索窓へ
depth:5 site:rakuten.co.jp
で検索すると、
次の条件に一致する情報は見つかりませんでした。
http://search.yahoo.co.jp/search?p=depth%3A5+site%3Awww.rakuten.co.jp&ei=UTF-8&fr=top_ga1&x=wrt
と表示されます。
Yahooのコマンドとしては、5以上は使えないんです。
つまりYahoo的には、
depth:4以内で認識できるようなサイト構造にしてほしい
と言えます。
よく3クリックで末端ページまで到達できるように
サイト構造を作りなさいと言われますが、
それの更に先くらいをYahooは押さえておけば
サイトの構造を把握できる、ということかも知れません。
サイトの階層を、どのように構造化するかは
SEOにおいても重要ですし
お客様にもサイトを見やすくするのは重要です。
是非、皆様のサイトで、Yahooがどのように認識しているか
チェックしてみて下さい。
面白いのはGoogleには無いということです。
サイトを重視するYahooと、ページを重視するGoogleの違いが
こんなとこにも表れていると思います。
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