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KOMTRAXの展開

コマツは、GPSとセンサーを組み合わせた『KOMTRAX』と呼ばれるシステムで利益率を向上させてきた。
「建設機械」を「複写機」に、「GPS」を「通信回線」に置き換えると、富士ゼロックスが以前から行ってきた『マネージド・プリント・サービス（MPS）』が、KOMTRAXのビジネスモデルの原型と言える。実際、KOMTRAXの記事を見た富士ゼロックスのカスタマーサポートの担当者が、コマツに話を聞きにいったこともあり、両社で研究会を持ったこともある。
KOMTRAXシステムは国内では2000年から開始。これを契機にKOMTRAXの発展とともに、ビジネスモデルを変容してきた。

戦略転換→リバース・イノベーション

コマツは、近年２回の戦略転換を行った。１回目は2002年で、それまでの「ものづくり特化」から「売る」ことを重視した。２回目は、2008年からのブランド・マネジメントの動きである。「コマツでないと困る度合いを高める」ことにより、顧客満足とコマツの継続的収益を同時に実現している。
コマツは、新興国ビジネスのビジネスモデルを転換することに成功。その後、先進国においても成功をしている（リバース・イノベーションの成功）

新たなビジネスモデルへの転換「スマートコンストラクション」

さらに今は、ICTを建設現場における施工プロセス全体に活用した「スマートコンストラクション」という、新たなビジネスモデルへの転換を図っている。

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”成長の種を見つけ・育て・未来へとつなぐ”
フランチャイズビジネスコンサルタント
カーネルコンサルティング　　高木　仁（たかぎ　ひとし）
http://kernel-c.com/