一時払い終身保険に限りませんが…生命保険には「利殖性(=パフォーマンス)」を期待する方が一般的でしょう。
「保険事故(=相続)の発生時には『払った保険料』を上回る『死亡保険金を受け取れる』のか?」
「解約した時には『払った保険料』を上回る『解約返戻金を受け取れる』のか?」
…という具合に。
ところが。
富裕層にとっては
『非課税財産をいくら残せるのか?』
『相続財産から、いくら切り離すことができるのか?』
…という視点が大切です。
つまり、富裕層は生命保険に利殖性は期待していないのです。
「払った保険料」と「受け取る死亡保険金」が同額だったり、
あるいは保険金の方が少なかったとしても。
「節税」の方が切実なのです。
ということで。
このマイナス金利で、次々と販売停止に追い込まれる状況ですが。
一時払い終身保険は残しておいて欲しいものです。
このコラムの執筆専門家
- 大泉 稔
- (東京都 / 研究員)
- 「保険と金融」の相続総合研究所
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