- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
秋の七草「女郎花」
授業で「女郎花」を生けてみました
女郎花と書いて「おみなえし」と読みます
「おみなめし」とも読んで能の演目にもあります
ついつい授業は脱線してしまうのです
京都の宇佐八幡宮と石清水八幡宮のお話です
ある僧が参詣しようと男山へ向かうと女郎花の花が咲いていた
僧はその花を手折ろうとすると
花守りの老人が現れこれを咎めます
そのことに縁を受け参詣の案内を受けることになります
別れ際に僧は「女郎花と男山の関係」について質問をします
老人は山の麓の男塚と女塚まで僧を案内して
男塚が小野頼風の墓
女塚は都の女(妻)の墓であると説明して姿を消します
僧が二人のために読経すると夫婦の霊が現れます
そこで語られることが「女郎花」の由来です
女はその男の裏切りに対する深い恨みの心から川に身を投げ
それを知った男が女を葬ったところに一本の女郎花が咲いた
男は妻が女郎花になったと思いそばによると花は男を避け
男が離れるとまたもとにもどる・・・・これを繰り返す
男は女を哀れみ自らの咎ゆえと感じ同じ川に身を投げる
共に葬られることとなったのだが
地獄ではその責め苦に苛まれて続けているという・・・・・
僧はその責め苦を解くべく読経をする
そんな話が「女郎花」にはあるのです
そんなことを思うとこの花の見方も変わりますね
「女郎」は若い女性を示す言葉です
どうも私どもは「遊女」を思い浮かべてしまいますね
萩 すすき 葛 なでしこ おみなえし ふじばかま ききょう
お休みしている能のお稽古 そろそろ再開できるかしらん・・・・
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橘凛保が考えた学びです
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
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