「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて」 - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
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「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて」

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今回題にさせて頂いた言葉は、失礼乍ら私自身は人生で「意図して作られるブームの火付け役」であるファッション業界というものに全く興味が無く、多分これからもそんなに魅力を感じないであろう世界故に、

今まで全く存知上げなかった世界的モデルとして活躍されておられるキャメロン・ラッセルさんという方の、所謂「ルックス第一」とされる職業の方が語られたものになります。

☆_(_☆_)_☆

 

彼女がここで語られておられる内容は、私自身が元プロバレリーナとして、現役時代は常にクラシックバレエダンサーとして「舞台人としての相応しい体形の維持」が不可欠であったという意味では、或る種自分と共通するものを感じましたし、彼女の語る深い内容は「プロパガンダからの洗脳」含め、私自身はとても良く理解できます。

 

ここで語られている事の中に「絶えずルックスに拘るが故に、生まれる苦しみ」というものがありますが、その苦しみの度合いは皮肉な事に、その人の「美への拘り」の強さに比例するというのがこの世のバランスです。

つまり、そこに執着してしまうほど「絶えずそれを失う事への恐怖から来る強いストレス」を同時に持つ事にもなっているという残酷な真実が語られているのです。

( ・・)~▲

 

私自身はモデルではなく芸術家の端くれとして、本来人間の美しさというのは"個性の違い"や"生き生きとした生命力"という様な「目に見えないエネルギー」であると感じているので、多種多様なものに"違った美しさ"を感じ取り、「それぞれの個性を楽しめる」という事ができるという幸せな体質なのですが、

 

それは最終的には「目に見えるルックス」というものが人を惹きつけている訳ではなく、その方の持つ内面から醸し出される雰囲気=オーラというのが本当の「人間の魅力」になっているという事実を知っているからです。

(*^^*) ~ ♡

 

ちなみに、私達が無意識に「この様なルックスが美しい」と感じてしまうその基準は、一体どこから来ているか?というのを皆様はお考えになった事はありますか?

(・。・;

 

この様な「基準」というものも世界的に観てみれば、それは様々な国々により、かなり違うというのは有名なお話しで、例えば「痩せている女性にはあまり魅力を感じず、太っている女性が美しい」とされるお国柄もあれば、「色が白く、ほっそりしたスタイリッシュな体形が美しい」とされるなどのお国柄も含め、世界では色々とある訳です。

 

でも、だからと言って「その国の人が全員同じ感覚」という訳では勿論無い訳で、もっと突き詰めれば、結局美しさの好みは「個人的なもの」という事になるのですね。

 

良く言われる事例では、「女性はとにかく痩せたがるけれど、男性はふくよかな体形の女性に魅力を感じている人の方が実は多かったりする」などもありますよね?

勿論「痩せている女性が好き」という感覚の男性もいらっしゃる訳ですが。

 

現在私達が「美しい」とするイメージする大半が、実は或る思惑を持った世界的組織のプロパガンダにより、メディアやマスコミから意図して作り上げられたイメージを「無意識に洗脳されている」という事から生まれており、その影響は事実として大変大きいと思います。

(※参考コラム「世の中の価値観」という幻想を生み出す怖ろしい仕組み)

 

 

(以下、転載記事です)

 

 

「ルックスだけが全てじゃない。モデルの私が言うんだから信じて」


キャメロン・ラッセルは自身が「遺伝子の宝くじ」に当たったと認めています。
彼女は長身で美しいファッションモデル。下着モデルとしても有名です。

しかし外見だけで判断してはいけません。彼女はこの勇気ある 誠実なトークで、 わずか16歳だった自身を非常に魅惑的に作りあげてくれたモデル産業に、皮肉たっぷりの眼差しを送ります。

(TEDxMidAtlanticにて) (   translated by Naoki Funahashi   ,  reviewed by Erika Kurner  )    
動画撮影日:2012年10月27日(土)


 

こんにちは キャメロン・ラッセルです。

ここ何年かの間、モデルをやっています。実際には10年になります。

 

 

この会場には何かピリピリした 空気が漂っていますが、きっと 私がこんな服を 着ているからですね (笑)

幸い着替えを持ってきました。

TED史上初、ステージ上での 衣装替えなので、これを見られる皆さんは ラッキーだと思います。

私がステージに出てくるのを見て、どうなる事かと心配した方がいましたら、

別に手を挙げなくてもいいですけど、後ほどツイッターで見つけますから。(笑)

 

 

こんなこと出来て本当にうれしいんです。

皆さんの私に対する考えをほんの10秒のうちに変えられるなんて、

そんなチャンス滅多にありませんものね。

このヒールは疲れるので 別の靴を持ってきて良かったわ。セーターをかぶる時みんな笑うんですよ。

滑稽な姿をしていても バカにしないでくださいね。これでいいですね。

 

 

なぜこんな事 お見せしたと思いますか?

お見苦しいものを お見せしました。

まあでも この写真よりはマシだったら良いんですが。

 

 

イメージというものは 強烈です。

しかし同時に イメージとは 表面的なものなんです。

私はたった今、数秒で自分のイメージを変えました。

この写真の当時、実は男の子と付き合ったこともなくやりにくい撮影で、

カメラマンの指示に従い背中を反らせたり、男性の髪に手をやったりしたんです。

 

 

もちろん手術や、こんな撮影のため数日前にやったニセ日焼けが無ければ

容姿を変えることなどほとんどできません。

単に表面的で変えられないものだと分かっていても、外見というものは私生活に莫大な影響を及ぼします。

 

 

私にとって このイベントのテーマである 「勇気」とは真実を話す事だと思います。

私はモデルだから このステージに立っています。

顔立ちがよく、そして白人なのでこのステージにいるんです。

 

 

業界用語では セクシーガールといいます。

今日はよく聞かれる質問に答えたいと思います。

普段と違って正直にね。

 

 

まず聞かれるのは、どうやってモデルになったか。

いつも 「スカウトされたから」 と答えますが、これでは答えになっていません。

モデルになれた真の理由は、偉大な伝承物をうけとったからです。

 

 

受け継がれた伝承物は何かというと、この数世紀の間私たちの定義する美しさは、

単に健康・若さ・均整といった生物学的に称賛するよう 仕込まれてきた要素だけでなく、

長身で すらっとした体型、女性らしさや白い肌なども含むようになりました。

 

 

この様に、私に都合良く受け継がれて来たものを使って稼いでいるわけです。

これを疑問視する人もいるでしょう。

ファッションに詳しい方は、こう言うかもしれません。

「ナオミやタイラ、ジョン・スモールズ、リウ・ウェンなど 白人以外のモデルもいるぞ」

モデルのことをよくご存知で、すばらしいですね 。(笑)

 

 

でも実はそうではないんです。

2007年 ニューヨーク大の聡明な博士課程の大学院生が、ランウェイを歩くモデルを一人残らず数えました。

雇用された677人のモデルのうち、白人以外の人種は4%未満の27人だけだったんです。

 

 

次によく聞かれる質問は 「大人になったら 私もモデルになれますか?」

「さあ それは私が決めることでないし」 とまず言ってから、尋ねてきた少女たちに訊くんです。

「なぜモデルになりたいの? 他にも いろいろなれるじゃない?

米国大統領とか次世代インターネットの発明者とか、あるいは 忍者心胸外科医詩人なんてどう?

まだ誰もなってないんだから 最高じゃない?」 (笑)

 

 

こうやって他の選択肢を挙げても 「私はモデルになりたいの」と言ったら、

「だったら私のボスになるといいわ」 と私は答えるの。

私には何の権限もないけれど、米版『ヴォーグ』の編集長やH&MのCEO、

あるいは次のスティーヴン・マイゼルに なれるかもしれません。

 

 

モデルになりたいというのは 「宝くじを当てたい」と言うのと同じことなんです。

素晴らしいことですが、自分の力ではどうにもならないことであり、

キャリアとして 成長できるものでもないんです。

 

 

10年間積み上げてきた モデルの知識を披露します。

心胸外科医と違って短く要約できちゃいます。

 

 

カメラマンがそこにいるとします。

ここにライトがあって 「歩いている写真が撮りたい」 と言われたら、

左足を 前方に真っ直ぐ伸ばし、左手は後ろ、右手は前にやります。

頭は45度に保ち こうやって前後を繰り返します。

友だちがいると想定して振り向くんです。300回・・400回・・500回くらいね。(笑)

そしてこんな感じに 仕上がります。(笑)

真ん中の写真はちょっと不自然ですが、なんでこうなったんでしょうね。

 

 

学校を卒業して仕事の経験もあるとしても、それ以上履歴書に書けることはありません。

例えば、米国大統領になりたいとします。

しかし履歴書には 「下着モデル10年」。

採用担当者は、おかしな顔をします。

 

 

さて 次に聞かれる質問は 「画像修整はしているの?」

ほぼ全ての写真が修整されます。

でもそれだけではないんです。

この写真は私の処女作です。人生で初めてビキニを着た時でもあります。

生理すら始まっていませんでした。

 

 

私生活のことに触れますが、私はごく普通の少女でした。

これは撮影数ヶ月前に、おばあちゃんと撮った写真です。

2つは同じ日に撮った写真です。友だちが一緒に来てくれました。

仏版『ヴォーグ』の撮影数日前に、パジャマパーティをした写真です。

サッカーチームでの写真と 『V マガジン』の写真です。

 

 

そして最近の写真です。

皆さんが見ているのは、本当の私ではないですよね?

これらは作品であり、ヘアスタイリスト・メイクアップアーティスト・カメラマン・スタイリスト等の専門家

を始め、彼らのアシスタントや プリプロ・ポスプロ等、皆で作りあげる作品であり 「私」ではないんです。

 

 

さて 次によく聞かれるのは 「無料で色々もらえるの?」

日常では絶対に使わない20cmのヒールなら余るほどあります。

撮影前には履きますけどね。

 

 

無料でもらえるものと言えば、私生活で得られるもので普通はあまり口にされません。

地元のケンブリッジでショッピングに行ったとき、お金を忘れてしまいました。

しかし 欲しかったドレスが タダで貰えたんです。

 

 

ティーンの時、友だちとドライブしていました。

赤信号を突っ切ってしまい、警察に止められましたが、

「お巡りさん ごめんなさい」 と言うと、見逃してもらえました。

 

 

こういった無料のものは私自身に関係なく、私の外見のおかげで得られるんです。

反対に、単に外見のため犠牲を払う人たちもいます。

私の住むニューヨークで、昨年14万人のティーンが所持品検査を受けさせられましたが、

そのうち86%が黒人かラテン系であり、そのほとんどが若い男性でした。

 

 

ニューヨークには黒人とラテン系の若者は17万7千人しかいませんから、

彼らにしてみれば 「検査を受けさせられるのか?」ではなく

何回受けさせられるのか? それはいつか?」なんです。

 

 

今回話す内容を検討中に、あることを発見しました。

アメリカに住む13歳の少女のうち、53%が自分の体を嫌っていて、

17歳になるころには、その値は78%にも上がっています。

 

 

さて、よく聞かれる最後の質問は 「モデルってどうなの?」です。

質問者の期待する答えというのは 「すらっとして 髪が美しかったら 幸せで 有名になれるわ」です。

舞台裏でのインタビューとかを聞いて、そう思うのかもしれません。

 

 

私たちはこう答えます。

「世界中を飛び回り、才能があり情熱を持つクリエイティブな人たちと仕事ができるのは素晴らしいです」

確かに嘘では ありませんが、真実の半分でしかありません。

誰もカメラに向かっては、絶対に言わないもの。

現に私も言ったことはありませんが 私たちは不安なんです。

 

 

なぜ不安なのかと言うと、毎日自分の外見を気にしなくてはいけないからです 。

「足が細くて髪がもっと艶々してたら もっと幸せになれるかしら?」 と思うことがあるならば、

モデルたちに会ってみることです。

 

 

申し分のない脚や髪、そしてステキな服も着ていますが、

彼女たちはおそらく世界で一番身体的不安を抱えています。

 

 

私は この話の原稿を書いているとき、どうしたら正確に話の釣り合いが取れるか悩みました。

このステージで、こんな事を言うのは気が引けました。

「私は運が良かったから こんなに得をした」

 

 

その一方、こう付け足すのも簡単な事ではないのです。

 「だからと言って  いつも幸せなわけではないの」

 

 

でも一番難しかったのは、私たちの受け継いできた性別と人種の抑圧を話す事でした。

それによって、特に恩恵を受けているのが私自身だからです。

しかし このステージに上がれて、幸せで 誇りにも思います。

今日 ここで話せて 良かったと思います。

 

 

10年後 20年後 30年後、もっとエージェントがついたら、

たぶんどうやってこの職を得たかとか、学費をどう稼いだかなんて話さなかったかもしれません。

現在私にとって勉強はとても大切なものです。

 

 


今日の私の話を聞いて、外見上の成功や失敗の裏には

「イメージの持つ力の影響がある」という事を考えられるようになって頂ける事を願っています。

 

 

ありがとうございました。(拍手)

 

 

 

以上、動画を翻訳された記事をご紹介致しました。

☆_(_☆_)_☆

 

今回のこの動画を拝見させて頂くと、世界的モデルである彼女は「この世の裏の真実」に気付かれた理知的な人間のお一人であり、だからこそこうして一人の人間として悩まれて、普通でしたら自分の職業生命にも関わる様なこの様な発言を、勇気を持って公にされたのだと思います。

 

つまり「一見人から羨望され、夢を売る様に見えるモデルという職業」が、実は人々に間違った価値観を植え付ける事に加担していて、逆に「(体型含む)自分を愛せない」という苦しみを、多くの人達に無意識に与えているかもしれないという事実を賢く理解しておられる、とても聡明な女性であると私は思いました。

 

そういう意味で、彼女はこの世の陰の支配者に利用されるだけの単なるお人形さんではなく、人としての心を失っていない魅力的な女性の一人であると私は感じました。

☆_(_☆_)_☆

 

 

ちなみに、私自身は(勿論どの世界にも必ず上には上がありますが)「バレリーナとして理想的なバランスの取れたプロポーション」であるとか、一般の方からしたら「痩せ過ぎ」と言われる事も人生では多かったですが、常に私自身が自分の基準として大事にして来たものは、"自分の中の心地良さ♡"でした。

(^^♫

 

例えば、或る人に取っては私は理想的、或いは痩せ過ぎなどという事よりも、「自分の中で心地良く感じられる体感」の方が自分の中では常に大事なのですね。

私の場合はやはり元ダンサーであるという事が大きいと思いますが、「あまり体重が重過ぎず、身のこなしが軽い方が自分が心地好い」というコンディションが、"自分を好きでいられる自分の基準"であるという事です。

(*^^*) ~ ♡

 

 

でもその基準は、人により違うと私は思います。

それは、例えば同じ舞踊でもフラメンコなどではボリュームのあるボディが美しいとされ、「バレリーナの様な痩せ型の体型では魅力がないとされる」という様な事と言えばご理解頂けますでしょうか?

(^^✿

 

私自身は「自分の個性を自分で愛する」という事と同時に、他のそれぞれの美しさも理解し、それぞれの魅力を感じ取る事ができますから、ルックスに付いても「こう在らねばならない」という様な枠が無いという事でもあるのです。

そしてこういう感覚こそが、自分にも他人にも一番自由で幸せな感覚なのではないかと私は思っているのでございまする♫

( ・・) ~ ☆彡☆彡☆彡

 

 

 

 

 

 

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年