不動産の世界でもテナントや売買物件の動向を通じて景気の悪化を痛切に感じます。その例として以下の様な事を聞いております。システム開発会社-「金融機関のシステム開発が急にとまった。値引き要請が厳しくなった。」飲食店-「空くテナントの情報の紹介がドンドン入る様になってきた。チェーンやFCの店舗がドンドン撤退している。」行政書士-「VISAの仕事の依頼がリーマンショックから急速に減少した。外国人労働者を切っている感じがする。」不動産屋-「ファイナンスを引き挙げられたりして困っている。開発途上で融資が出なくなったので更地で土地を売りに出す。」等などです。
こんな中もろに影響を受けるのは商業用の不動産になります。今まではチェーン店の力で不採算店でも維持してきたところも撤退したり、これから更にボーダーライン上の店舗が閉鎖されて行く状態になっています。商業用不動産の難しい点であり面白い点は景気が悪化してくると店舗の撤退や縮小が
あったりで思わぬ好立地の物件が出てくる事です。今までは私鉄の沿線等で駅前という事で坪2万円等で貸せていたところが売り上げに見合わないという事で空きテナントが増えてくると思います。
そんな中で唯一強いのが500円以下の商売をしている飲食店などです。弊社も「ゆでたろう」という立ち食いそば屋のチェーンに店舗を提供していますが状態は安定しています。担当に聞くと売上は前年費若干良いとの事です。不況に強い形態ですね。この厳しい状況でも衣食住の中で食と住だけは最低限必要ですからね。そういった意味では商業用物件で今後も安定していると思われるのはそういった業態の物件になります。また、当然ながら住も保守的になるので賃貸を継続する人が増えます。引き続き人口と仕事の多い首都圏の物件は安定的なキャッシュフローが期待出来ます。
商業用ビルや投資用賃貸マンションの情報はこちらをご参考に http://www.minato-am.com/
このコラムの執筆専門家
- 向井 啓和
- (東京都 / 不動産業)
- みなとアセットマネジメント株式会社
みなとアセットマネジメントの向井啓和 不動産投資のプロ
東京圏の資産価値が下がりにくい高収益物件の一棟買いなら弊社にお任せください。資金計画から損害保険まで一貫した不動産投資アドバイスを行います。また、金融機関出身の向井啓和の経験を活かし銀行からの投資用ローン融資提供します。フルローン相談
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