世代ごとの家づくり 『子供編』 3 - リフォーム・増改築全般 - 専門家プロファイル

横山 彰人
株式会社横山彰人建築設計事務所 
建築家

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対象:リフォーム・増改築

森 幸夫
森 幸夫
(代表)
木下 泰徳
(アップライフデザイナー)

閲覧数順 2024年04月18日更新

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世代ごとの家づくり 『子供編』 3

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『建築家となら望みどおりの家が建つ』 建築家が明かす家づくりの極意 10-3
コラム10-2 世代ごとの家づくり 『子供編』 2のつづき

建築家としていつも感じていることですが、これまで住まいを考えるとき、機能性や利便性に重きを置いてきましたが、住まいを構成する材料についてはどうでしょうか。住まいのあらゆるところに使われている新建材は、子どもにどう影響しているのでしょうか。

高気密、高断熱が過度に普及したため、南から北へ風が抜けるといった間取りを考えるより、負荷をすくなくするため開口部の面積を小さくして、部屋を並べて後は機械で制御しようという傾向が強く、自分で外に出ることもできない乳幼児は季節の暑さ寒さの体感温度を自然に見につける機会が少なくなっています。

一時カブト虫やホタルが分からない子どもが話題になったように、新建材に木目がプリントされている、いってみれば紛い物の材料を本物の木と思ったまま成長してしまうことが、子どもにとっていいはずがないでしょう。

近年、0歳児教育をはじめようとした乳児教育が盛んですが、教育以前の重要な問題として、住まいや住環境を考え、失ったものをもう一度検証することによって、改善できることはたくさんあるはずです。

つづく・・・





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