IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を見て - Webマーケティング全般 - 専門家プロファイル

小坂 淳
株式会社環 
東京都
ウェブ解析士マスター

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IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を見て

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IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果 が発表されました。

http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002.html


関連資料もありますので、皆さんお時間がいっぱいあるときにご覧になるといいと思いますが、

これらの資料を見て考えたことをまとめます。


<人員不足について>

・平均年齢があがるとか、新しい人材供給が減るとかは同意ですが、

 測定範囲が不明なので、既に現場から離れている定年間近の人とか、

 新卒の見習いとかの扱いはどうなっているんですかね?

・質量ともに不足になりますが、特にビッグデータやロボットなどが足りなくなりそうです。

 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 10ページ

・シニアや女性、外国人の活用が重要視されています。

 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 24ページ

・雇用の流動化に乏しい現状

 ここ20年でIT・ウェブなどの環境は変わっているのに流動化は少ないようです。

 転職は多そうに感じるのですが、意外と少ないんですね。

 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 29ページ



<今後の拡大>

・市場の拡大が見込まれるという回答が多いのは、ビッグデータ、IoT/M2M、人工知能で、デジタルビジネスもまあまあの期待です。

 ビッグデータや人工知能自体は単独でビジネスにならないので、医療とかデジタルマーケティングとか何か他のものと連動することで社会に価値を提供するんでしょうが、この辺は過去にないだけに人手不足も深刻です。

http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 9ページ


・以前から言われていることですが、「攻めのIT投資」が特に不足しそうです。

 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 15ページ以降

 攻めのIT投資というのがあるということは、守りのIT投資があるわけです。

 守りのIT投資というのはセキュリティや社内のデータ管理、業務の効率化、コスト削減などを目的にしたもので、

 今までの主流はここです。


 それに対して攻めのIT投資というのは、売上増加やマーケティング、サービスの向上など本業で稼ぐためのIT投資です。

 今までは希少でした。

 今後はここが重要になると考える企業が多く、不足を既に感じています。

 ウェブ系の人材不足もあるようです。

 http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 17ページ

 経営層の意識改革や事業部門の意識改革も課題です。


<教育>

意外なことに、日本はIT教育への会社への不満が大きいようです。

米国が高いのは意外。

http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 30ページ

http://www.meti.go.jp/press/2016/06/20160610002/20160610002-7.pdf 31ページ



攻めのIT投資と言えば、ITコーディネータのキャッチコピーは「攻めのIT経営」。

ウェブ解析士は「事業の成果をあげる」。


IT投資のステージが変わり、売上アップや営業活動などの、営業部門・マーケティング部門のIT投資が増えることにより、

需要が爆発的に増えるのと、今までと必要な人材像が変わることもあり、なんとかしないと人手不足が深刻。


広告代理店やコンサルティング会社、SIerなどがデジタルマーケティングに参入してきているように、

今後「攻めのIT投資」は案件も人材も争奪戦の予感がしますね。


小坂淳

株式会社環 

ウェブ解析士マスター ITコーディネータ




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