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その言葉を信じて、その後輩Tくんは一人でタイのバンコクへと出かけました。
そして、帰ってきて私に言ったのは「木村さん、タイ行って結構だまされたり、ぼられたんですよー。木村さんの経験と全然違ったんですけど。」
それを聞いて、思わず笑ってしまいました。
どうやら、空港でタクシーに乗った時点で目的地ではない売春宿に連れて行かれ、ホテルでは値段をふっかけられ、屋台でもぼられて、という旅だったそうです。
さらには街ゆく人にも騙されかけて、と、絵に描いたようにひどい目にあったそうです。
その時は、「旅行初心者だと舐められたんだよ。」なんて話をしていましたが、今はもう少し具体的に理由がわかります。
それは、Tくんの体から出る波長が、そういう人を引き寄せていた、のだと思います。
Tくんは結構曲者で、家族の問題もあってか、世の中をひねくれた目で見ている人でした。
サボることばっかり考えていて、研究室の先生もよくTくんがサボるので困ってました。
Tくんは果樹を扱っていたので、さぼると測定ができないんです。卒論ができなくなります。
そういう人が出す雰囲気は、あまりすっきりとした感じがなく、淀んだ感じがしていました。
気功をずっと続けていて感じるのは、気功の能力が上がると波長も整ってきて、変な人との出会いが減るということです。
ライザブ開発者の方との出会いも、最初は全く違う仕事をお願いしたことがきっかけです。
その後、トントン拍子で仲良くなり、ライザブの販売を手伝うようになりました。
ネパールの友人との出会いも、まるで何かに引き寄せられるような出会い方でした。
残念ながらネパールの友人は不慮の事故で亡くなりましたが、彼の家族との関係は今も続いています。
つくづく目に見えない波長というのは、人生に大きな影響を与えるものだと思います。
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このコラムの執筆専門家
- 木村 和夫
- （東京都 / 鍼灸師）
- 有限会社 木村爽健 代表
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