原爆ドームとバウムクーヘン

バウムクーヘンと原爆ドーム



不思議とこのごろ「ユーハイム」のお菓子をよくいただくのです

昨日も頂き物が「ユーハイム」のバウムクーヘンでした


子どもの頃「バウムクーヘン」といえば「ユーハイム」でした

ところが昨日初めて知りました

このバウムクーヘンを日本で最初に焼いたのがカール・ユーハイム

「ユーハイム」というのは人の名前だったのだと・・・

そして　その初めて焼いたのが・・・・

なんと現在の広島原爆ドーム　当時の広島物産陳列館だったのです

初めて知りました

そんなことを考えもしないで今まで随分頂いていました

皆さんはご存知でしたか？

第一次世界大戦のとき　捕虜として日本に連れて来られたのがユーハイム氏

広島にインフルエンザの検査のために広島似島に移動し

そこで広島物産陳列館（開設当時の呼び名　後の広島産業奨励館　後の原爆ドーム）の展示の催しに

バウムクーヘンを焼いたのが日本で初めて焼かれたバウムクーヘンだったそうです


友人が「ねえ、これ・・・」と言って手渡して下さったのがこのカードでした






箱の中のこのカード　読まずに捨てるところでした・・・

私がカンナ・プロジェクトをしているのを知っているからこそ

目に止めて教えて下さったのだと思います

やはり伝える事大事だとつくづく思いました

普段はその話に触れなくても　

折に触れては思い出して下さっているのですね

先方から切り出さない限りは

非情に遠慮がちにお話をするカンナ・プロジェクトなのですが

ちゃんと聞いて下さっているのですね

やはり大事な事だと感じてくださっているのですね

ちゃんと心に響いて下さっているのですね

感謝　感謝です

「そしてカンナちゃんよくぞ咲いてくれました」

「頑張って伝えるね　あなたが爆心地８２０mにたった一ヶ月で咲いてくれたこと」

そう再確認したバウムクーヘンのエピソードでした


子どもの頃から大好きなお菓子バウムクーヘン

当時ケーキと言えば生クリームよりもバタークリームが主流でした

そしてホールのケーキはお誕生日の時くらい

バウムクーヘンはバターがしつこくなくて

他のケーキやカステラとは全く違う食感でした

私はバウムクーヘンが大好きになりました


今では様々なバウムクーヘンが売られていますが

当時はバウムクーヘンと言えば「ユーハイム」だったと思います


今日はその意外な初めて物語りにふれました


物事にはストーリーがあります