MBA取得に全く自信が無い人必見!ビジネスプランから学ぶ攻略術。 - 社会人留学・MBA取得 - 専門家プロファイル

川尻 秀道
ラウンジグループ株式会社 代表取締役兼CEO
東京都
MBA留学と起業のプロ

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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MBA取得に全く自信が無い人必見!ビジネスプランから学ぶ攻略術。

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人生ってやり直しができたらいいなと思ったことありませんか?

おそらく多くの人がそのようなことを考えたことがあるでしょう。私も同じです。

私がMBAを取得したのは2008年の12月です。あれから何年も経っていますが、もう一度MBAを勉強したいと思う時があります。今もし、もう一度MBAを受けることができれば、前よりももっと良い成績が取れると確信しているからです。

なぜならば、MBAはどういった内容で、ビジネススクールは学生にどのようなパフォーマンスを求めており、学生はそれを答えるために何をしなければいけないのか、をよく理解出来ているからです。

それを理解できているのは当たり前ですよね。一度MBAを体験しているんですから。そうなんです。MBAを一度体験していると、MBAでの講義がスムーズに頭の中に入ってきます。それは、ビジネスプランの構成が頭の中に入っているからです。ビジネスプランは、経営戦略、マーケティング、アカウンティング、ファイナンス、 人事戦略、オペレーション戦略などMBAで学ぶ科目すべての知識が必要とされるワークです。

もしあなたがこれからMBA留学をする立場で、MBAで何を勉強するんだろう、と思ったときに、ビジネスプランの構成を頭にいることておくことがとても有効になります。


ビジネススクールでは通常、入学直後に学ぶのはマネージメントの基礎、マーケティングの基礎などで、ケーススタディーを通じて必要なMBA理論を使えるように訓練していきます。当たり前のことですが、マネージメントのクラスではマネージメントのことだけ、マーケティングのクラスではマーケティングのことだけ、アカウンティングのクラスではアカウンティングのことだけを考えていれば単位は取れます。

しかしながら、実際のビジネスの場面では、CEOは、一つのケースに対し、マーケティングからの視点、ファイナンスからの視点、経営戦略からの視点、人事戦略からの視点、等あらゆる視点から物事を考える必要があります。

MBAで様々な科目を学んでいくうちに、だんだんと点と点で覚えていたモノが、線に結ばれてくるようになります。そして最後に、今まで学んだすべての科目を総括したビジネスプランをチームで作成するというのがビジネススクールのカリキュラムの流れです。

そうであれば、私は、MBAを学ぶ前からこのビジネスプランの構成を理解しておけば、最初にビジネススクールに入った時点で、ある程度全体を見渡して学習成果計画を立てることができるのでは無いかと思っています。

そこで今回は、ビジネスプランの一般的な構成をご紹介します。MBAを学ぶ前にこのビジネスプランの一般的な構成を知っていれば、自分がビジネスのどの部分の訓練をしているのかよくわかるようになります。ビジネスプランには決まった形式というのはありません。ですので、ほんとにざっくりとした構成をここでは説明します。


●一般的なビジネスプランの構成

1) Executive summary
2) 会社概要、商品説明
3) 市場規模、市場の可能性
4) マーケティング戦略
5) 生産戦略・オペレーション戦略
6) 研究・開発戦略
7) 組織戦略、オーナーシップ戦略
8) リスクマネジメント
9) 事業拡大戦略
10) ファイナンス戦略
11) 販売予測・利益予測
12) まとめ
13) 付録


上記の構成からも分かるとおり、ビジネスプランには、ビジネスを動かすためのすべての戦略を網羅している必要があることがわかります。

MBAの学生は、最終的にこのようなビジネスプランをチームまたは一人で作成できるようになるために、入学直後から少しずつこれらの科目を学んでいくことになります。この中のマーケティングだけできればいい、ファイナンスだけできればいいと言うのであればMBAではなく、Master courseに行くことになります。あなたがMBAを取得するという事は、これらをすべてひとりでできるくらいの知識やスキルを持っていることが必要になってくるということです。



では、ここでついでにビジネスプランを作成する際の注意点をいくつかご紹介します。


●誇張した表現に気を付ける。 

ビジネスプランの他MBA論文にも言えることですが、definitely 、neverなどの革新を表す表現は避けるようにしましょう。世の中に絶対というものは存在しません。市場拡大が見込め、絶対に売り上げが増加する事業だ、という表現は、聞き手に不信感を与えるだけです。


●MBA理論を多用する。 

今までMBAの講義やケーススタディー、グループワークで使ってきたMBA理論をフル活用して各種戦略を組み立てていくことが必要です。ここでMBA理論を使わなかったら、今まで何のために勉強してきたのかわかりません。今まで学んできた知識をフル活動し各章の戦略に落とし込んでいくことが大切です。


●MBA理論は本文では示さず付録につける。 

ビジネスプランはの主な目的は、従業員や株主、ビジネスパートナーなどに見てもらう書類となります。そこで小難しいMBA理論を説明しても仕方がありません。ここではMBA理論から導き引き出された結論だけをを述べるのが普通です。結論までの過程は付録につけておきましょう。

それぞれの項目の細かい内容については、この ではとても書ききれないような膨大な量になってしまうので省きますが、付録も含め約30ページから50ページほどのビジネスプランを仕上げることになります。これを仕上げて提出するだけで終わりではありません。スクールによっては、これらの内容を簡単にまとめたパワーポイントスライドを作り、オーディエンスを投資家と見立てて、プレゼンテーションするという課題もあります。


◆プレゼンテーションでの注意点。

それでは、プレゼンテーションを行う上で、どんな点に気を付けるべきでしょうか。



●要点だけをまとめる。 

プレゼンテーションのパワーポイントスライドでは、要点のみをまとめることが大切です。日本人に多いのですが、詳しく文章で説明したり、細かい表を添付したりする人がいます。実は、それは混乱を招くだけです。私の個人的な意見として、パワーポイントスライドの文字を見ただけでは大まかすぎてわからないぐらいがちょうどいいと思っています。そのために口頭で説明するプレゼンテーションがあるわけですから。


●多少の誇張表現はOK。 

ビジネスプランの文章中には、definitelyやneverなどの確信をするような表現は絶対に避けるべきですが、プレゼンテーションの口頭での説明であれば、ひとつのプレゼンテーションテクニックとしてこれらを使うのも有効になることがあります。言葉は文字と違って一度言ってしまえば流れてしまうものです。その時の雰囲気やオーディエンスの温度等を感じ取り、その時に適した用語を使って、オーディエンスを引き付けることができます。


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