- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
稽古とは
5年目の3月11日午後2時46分を迎えました
黙祷をささげました
5年前のこの時間皆様は何をなさっていらっしゃいましたか
私はお能のお稽古中でした
先生はあわてず さわがず お稽古を続けられました
このお姿に学ばせていただきました
素人の私どもはお能の技芸を学んでも
とてもとても身につく物ではないです
しかし私がお能をお稽古するのは
このような師のお姿から学ばせて頂くことなのだと思っております
「稽古」というのは、練習とはちがいます
5年前のこの日 人生で初めてと言う大きな地震の体験を
お能のお稽古の場で体験したことは
私にとってまさに大きな一期一会でした
・・・・その後 東北カンナ・プロジェクトで飛び回り
カンナスマイルで寝る時間も惜しんで
慣れないパソコンに向かう毎日
お能のお稽古を休んで取り組んできました
そろそろ お稽古にもどりたいと思います
稽古の「稽」とは 漢和辞典で調べると
「考えること」とあります
ノギ偏は穀物の意味
尤はいきつく所までいきついて留めようとするようす
旨はいきつくの意味だそうです
考えをいきつく所までめぐらせるという意味だそうです
古きをいきつく所まで考えを巡らせる
これが稽古なのですね
練習して新しい技 今までできなかったことを習い修得するのとは違い
昔あったことをあったようにまねてみて
いきつく所まで考えることなのだと思います
稽古って体を使いますね
体と心と混じり合うことによって導き出されるような気がします
以下の写真は2008年2月18日とあります
この年の春仕舞で「経正」を舞わせて頂きました