もうすぐ2歳の子にどうしても怒ってしまいます。 - 家庭学習・教育支援 - 専門家プロファイル

広瀬つみき
つみきカレッジ 代表
2歳3歳専門の子育てアドバイザー

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大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)

閲覧数順 2024年04月23日更新

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もうすぐ2歳の子にどうしても怒ってしまいます。

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今日は、いただいた相談をご紹介したいと思います。
掲載OKをいただいている内容です。

みーさんからいただきました。

=============
上が小1(女)、下がもうすぐ2歳になる男の子がいて、
現在フルタイムで仕事しています。


下の子を妊娠した時から、次こそは怒らないで育てたい(お姉ちゃんも)と思っていたのですが、
ちょうどやんちゃになってきた月齢なので、
お姉ちゃんをワザとぶったり、
それを止めると親にもぶってきたりして、


最初はニコニコ「人はぶたないでね」などと言っているのですが、
固いものなどで思いきり叩いて我慢していたお姉ちゃんが泣いたりすると、
どうしても声があらがってしまいます。


その月齢の時期的なもので、
周りの反応を試してのニコニコしながら叩いてくるものだとは思いますが、
興味をそらしたり、
優しくなだめる他に良い伝え方はないものかと
毎日知恵比べのようになっています。



そして、もう一つ気になる事は、パパの事です。
子煩悩で家の事や子育てにとても協力的なのですが、
お姉ちゃんが5歳くらいになってから、
ガミガミ怒るようになり、その度にわたしが注意して、
頭ごなしにしからないように言い、
その都度反省するようなのですが、
どんどんエスカレートして、子供が大声で泣き、
顔色を伺うような子になってしまうのではないかと心配です。

それは、パパだけでなく、私が怒る事も含めてです。
その都度「大きな声出してごめんね」とは伝えていますが、
毎日反省の日々です

============



という内容です。

2人の子育てに加え、初めての男の子の子育てに、
なかなか苦労している様子です。


早速回答を送りましたので、その内容もあわせてご紹介しますね。



===========

みーさん

はじめまして。広瀬つみきです。
このたびは、私のメルマガを見つけてくださり、また、
相談メールを送っていただき、ありがとうございました。

無料の相談とはいえ、知らない人に子育てのことを相談するのは、少し勇気のいることだったかもしれません。

まずは、信用してくださり、ありがとうございます。


さて、早速お返事を書きます。

小学1年生ともうすぐ2歳ということは、5歳ほど離れているということですね。
お姉ちゃんにもしっかりしてほしかったり、下の子の面倒をみてほしかったり、
期待はしたいところですが、そうは言ってもまだまだ小学1年生。

プレッシャーを感じているかもしれないですね。
親も期待はしたいのですが、もしかしたら、その期待が大きすぎるのかもしれません。

「もっとこうしてほしいのに」
「これだけ大きかったらもっとできるはずなのに」
「私(親)を助けてくれたらいいのに」

そうした期待があるからこそ、厳しい言葉として出てきてしまうのではないかと感じました。


「言い方」を知りたい、ということでしたが、子どもに接する親の気持ち次第で、
言い方は変わってくる、と僕は考えています。


ただ、せっかくなので、例を出すなら、
悪いことを叱るだけではなく、

「叩くのはいいことだと思う?悪いことだと思う?」

と質問したり、

「ママは●●ちゃんにどうしてほしいと思っていると思う?」

と聞いてみたりするのはどうでしょうか?

僕はよくそういう聞き方をして、子どもに考えさせるようにしていました。
小学生になると、そういうこともちゃんと考えられるようになります。

ただ、注意することが1点あります。

それは、ここでも、答を期待しないこと。

例えば、最初の質問では、

「悪いことだと思う」

というのが正解のように思いますが、子どもというのは、どう考えているか、
大人にはなかなか理解ができないものなのです。

もしかしたら、

「いいことかな~」


と言うかもしれません。


そんなときに、

「何言ってるの!?」

と否定してしまうようだと、子どもは、親に心を開いてくれません。




「へ~。なんでそう思うのかな?」


ということを、【聞きたい】【教えてほしい】という姿勢で聞いてあげるといいのです。




みーさん自身も、ご主人も、お仕事で毎日大変な中、いつもいつも
冷静でいられるわけではないですよね。

ただ、忙しいからこそ、お子さんとしては、1日のうち、少ししか一緒に過ごせない、
お父さん、お母さんに精一杯甘えて過ごしたい、そう考えているはずです。



「知恵比べ」とおっしゃっていますが、確かに、そういうところもありますね。

「くそー、ムカツクーーーー!!生意気やなーーー!!」
と思うこともたくさんあります。僕もあります。
でも、それでも、親を頼ってくれる子どものことを考えると、

「どうやって言ってあげたらいいかなぁ・・・」
とやさしい心で考えられるようになります。


ちょっと、「ゲーム」のように、

「今度はこうやって言ってみたろうかな?」
と状況を楽しむような気持ちが持てると、少し楽になると思いますよ。


ご主人のことについては、
注意の仕方も気を付けないといけないと思います。

「パパ操縦術」という講座でも話していることなのですが、
男の人っていうのは、めんどくさいことに、変にプライドが高いので、
奥さんから注意されることで、余計にイラッとしたりするものなのです。


例えば、


「○○くん(ご主人)は、お姉ちゃんのことを考えてくれているから、真剣に怒ってくれてるんだよね」

というようなことは言ってあげていますか?

子どもに対しても同じなのですが、まず「共感」。これが大事です。


「そんな言い方しないで!」

と言いたい気持ちをぐっとこらえて、
「子どものことを考えているから怒ってくれるんだよね。」

と、認めてあげることが大事です。


そのうえで、

「テレビで見たんだけど、女の子にはこうやって注意するといいんだって」

と言って、大きな声で叱ると、耳に入ってこないとか、恐怖心しか与えないとか、
そういう話をしてあげてください。



また、男親からすれば、女の子というのは扱いが難しいものだと思います。
5歳ころから、とおっしゃっていましたが、だんだん女の子らしくなって、
言葉も男の子より生意気なことを言ったりするので、
男にはついていけないところもあると思います。


男親だから、女の子の気持ちがわからないんだろうなぁ。
しょうがない。私が教えてやるか。

ぐらいのおおらかな気持ちで、ご主人にも関わられるといいかと思います。


以上です。


また、これに対しての感想でも、ほかのことでも結構です。
1週間以内でしたら、もう1回お答えできますので、お送りください。
よかったら次回は、お子さんのお名前も教えてくださいね。


それと、掲載OKも承諾していただきありがとうございます。
また機会も見て、紹介したいと思います。
できれば、アドバイスを聞いた結果どうなったか、ということが出てくるといいな、と思っています。


ありがとうございました。

==========


共感の部分と、パパ操縦に関する内容がありましたね。

同じような境遇の方には参考になりましたでしょうか。


広瀬つみき

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