クラスのある生活とクラスを見つける為の仕事

ファッション業界経験談ブランドビジネス 2008-10-27 20:30

ブランドビジネスもこの秋冬は百貨店でも大苦戦をしているようですね。しかし、日本も格差社会が段々と出てきているように思えます。この格差は、人格の格差まで広がって来ている事を最近感じています。それが怖いです。私は、バブル時代に「ブランド」がステイタスシンボルだった事を良く知っています。また、。学生時代も時代を感じる方もおいででしょうが（田中康夫が1980年に発表した小説）なんとなくクリスタル…世代ですので、大学に行くのにブランド製品のベルトをして是見よがしに見せつけて歩きました。そんな時代でした。即ち、日本における若者ブランドに対する歴史は、「クラス」の無い物でした。しかし、本来欧米諸国ではブランドでもランクがはっきりしていますし、生活レベルでもはっきりした「クラス」が発生しています。現代の日本では、もはやクラスができてきているように思えます。最近少し弱い遡及になって来ている雑誌媒体でも、購読者のランクや世代に合わせた雑誌がはっきりと区分けされて来ているように感じます。そんな、クラスと経営者、弁護士、医者なども「クラス」ができて来ているようではありませんか？そのクラスの人たちは、何かを得る事が出来ても、人生の何か大切な事柄を無くしてしまっている事もあるかも知れません。

假屋崎省吾さんの生ける花もクラスを感じさせる立派な演出だと思います。昨日の夜、彼の個展を開くまでのドキュメントをやっていました。その時にも、彼は生き生きと花の「クラス」を感じさせる感性を演出しておられました。一つ一つのお言葉に重みもある方でした。でも、普通の家族の中で園芸好きなご両親の「心」を受け継いで「花」に注いでおいででした。ファッション業界で働くにはこのパッションが大事ですよ。

若し、皆さんが私のいた業界を目指す場合、この日本における「クラス」のある生活の中で成果結果を見出すような仕事をされて下さい。このブランドビジネスには、夢のある方が沢山集う環境だと思います。
ブランドビジネス業界は、假屋崎さんのように「華」のある仕事だと自負しています。
是非、沢山のファッション好きな方が専門家集団を作る事に興味を持って欲しいと思います。

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