日本では蛍光灯で青白い、または白い灯りで生活されている場合が非常に多いのですが、就寝前にこうした「明るい灯り」で過ごすことは、実は「眠り」に悪影響をおよぼすため、寝室などの照明では、蛍光灯の場合は電球色にするか、スタンドライトやオレンジ系灯りの間接照明などを組みあわせ、「寛げる」灯りの環境をつくることをお勧めします。
温かみのあるオレンジ系灯りが「良質な眠り」に必要なメラトニンというホルモンの分泌を高めることで深い眠りを得ることができるのです。
就寝の1時間前には、天井の明るい照明を消し、スタンドライトなど落ち着いた灯りに調整して、ゆったりとした気持ちで過ごすことを心がけると「心地よい眠り」に効果があります。
●日常をお伝えするブログ酒井正人DesignDiary
このコラムの執筆専門家
- 酒井 正人
- (東京都 / 建築家)
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
03-6379-4831
「住まいづくりの発想」のコラム
「美味しさ」を演出する照明(2009/02/21 14:02)
快適な「眠り」を得るための照明(2009/01/18 13:01)
「広さ」を感じる照明効果(2008/12/23 10:12)
気持ちを豊かにする照明効果 #6(2008/07/21 10:07)
気持ちを豊かにする照明効果 #5(2007/11/11 13:11)