- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
資金繰り・資金調達についてのアドバイスをください
今回も他の分野に来ていた質問について。
http://profile.ne.jp/ask/qa_detail.php/22970
教科書的なことをここで書いても仕方がないのですが、
「記録」「予測」「タイミング」の3つが重要だと思います。
記録というのは経理ソフトなどを使ってきちんと毎日記帳すること。
特に現金・預金が絡むものはその日に記帳することです。
(まとめてやったり、外部に委託して回答が翌月というのはNGです。)
記録の目的は「現金意識」を強く持つことです。
過ぎてしまった過去の記録ではなく今の数字をなんとなく目にすることが重要です。
二つ目が予測。
業態によりますが、売掛金・仕掛品などの数字も見ながら変動を予測していきます。
3つ目はタイミング。
これは資金調達について。
銀行などの金融機関は
・業績がいいと貸したり悪いと貸さないわけではありません。
これ重要です。
実際には
・貸したいときに貸して、貸したくないとき貸さない
のです。
例えば
・どうしても数字が欲しいとき
・官庁から指示が出て数字を上げないといけないとき
・景気がよくなったとき
などが貸したいときです。
9月や3月の決算時期もその傾向があります。
・審査が厳しくなりそうな直前
もその傾向があります。
ですので、大切なのは
・複数の金融機関(出来れば都銀と地銀・信金をバランスよく)と
・普段から付き合い(3ヶ月に1回は最低でも情報交換)
・相手の貸したいタイミングを見極め
・相手が貸したそうだったら遠慮なく借りておく
ことが重要だと思います。
赤字でも借りれるときは借りれますし、黒字でも借りれないときは借りれません。