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リターンだけでなく、運用スタイルの違いから投資信託を選ぶ

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ファイナンシャルプランナーの久保逸郎です。
本日は投資信託の運用スタイルの違いについて書きます。


投資信託にはTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価などの指数に連動するインデックスファンドと、それを上回るパフォーマンスを目指すアクティブファンドの2種類があります。
インデックスファンドは運用会社のファンドマネージャーが指数になるべく近くなるように運用を行なっています。
その一方で、アクティブファンドはファンドの運用方針がそれぞれ違うので、運用スタイルもファンドごとに全く違っています。


それぞれの違いを見るために、国内株式に投資を行うアクティブファンドで、設定開始から10年以上が経過しているアクティブファンドで、純資産残高が多いものから5銘柄とTOPIXを比べてみました。


<年率リターン順位>

1、JPMザ・ジャパン  13.01%(年率標準偏差25.4%)

2、トヨタグループ株式ファンド  9.16%(年率標準偏差23.65%)

3、さわかみファンド  6.10%(年率標準偏差18.17%)

4、TOPIX  5.50%(年率標準偏差18.21%)

5、ノムラ日本戦略株ファンド  5.16%(年率標準偏差18.46%)

6、フィデリティ・日本成長株・ファンド  4.42%(年率標準偏差19.33%)


これは2003年11月から2015年11月末までのデータですが、当該期間で最も好成績を残したのがJPMザ・ジャパンです。
とくに規模の小さい成長株を中心に投資を行っていたことが功を奏したのか、2012年から2013年にかけて急上昇しましたが、注意をしてもらいたいのは急上昇後の伸び悩みです。
他ファンドが2014年から2015年にかけて伸びていっているのに、JPMザ・ジャパンは伸び悩んでいます。
 

このように短期間で際立って急上昇をするファンドというのは、投資対象に偏りがあることが多く、うまくはまった時期は好成績になるものの、そうでない場合はこのように全体の投資環境が良くても伸びないことがあります。
また、JPMザ・ジャパンは下記のスタイルインデックスでわかるように、中小型株を中心にダイナミックに投資対象を変えていることも特徴の一つです。




2番目に成績の良いトヨタグループ株式ファンドは投資対象がトヨタグループなので、TOP(規模の大きい企業)のところに集中しています。
このような特定の企業グループに投資をするファンドは、その企業にとって環境が良い時はいいのですが、そうでない場合は苦戦します。
例えば簡単な例では、トヨタグループの場合は円安の時は追い風になるのですが、円高になると厳しくなるということです。
また、投資対象の分散効果が発揮されない分、どうしても標準偏差(リスク)が大きくなる特徴があります。
TOPIXの年率標準偏差18.21%に対して、トヨタグループ株式ファンドの年率標準偏差は23.65%と大きく、リスクはTOPIXの約1.3倍程度になっています。
ややリスクの高いファンドであることから、コア(中核)に持つ資産としては疑問符が付きます。


そしてフィデリティ・日本成長株・ファンドはそのネーミングの通り投資対象は成長株(グロース)で、わりと規模が大きめの企業に投資をしていることがわかります。
この他ではノムラ日本戦略株ファンドも同じように規模が大きい成長株中心、さわかみファンドはフィデリティ・日本成長株・ファンドやノムラ日本戦略株ファンドと規模的には近い企業に投資をしていますが、わりと機動性のある運用をしているようです。


このように投資信託(アクティブファンド)はその投資対象や運用スタイルによって、リターンやリスクが全く異なったものになります。
私達はどうしてもリターンのほうに目が向いてしまいがちですが、それよりも影響の大きいリスク(年率標準偏差)のほうに注意をしてもらいたいですし、「日本株だからどうせ大して変わらない」などと考えないで、十分にその特徴を踏まえた上で選ぶようにしてもらいたいものです。


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