マネーコラム 2008年10月号「あれっ?給料が」 - ライフプラン・生涯設計 - 専門家プロファイル

服部 英樹
ファイナンシャルプランナー

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伊藤 誠
伊藤 誠
(ファイナンシャルプランナー)
服部 英樹
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2016年12月06日更新

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マネーコラム 2008年10月号「あれっ?給料が」

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マネーコラム
「あれっ?給料が減っている・・・」


10月下旬、口座に振り込まれる給料の金額が前月分より少ない。

「あれっ?給料が減っている・・・」

実際には給料の額面が減っているわけではない。
社会保険の厚生年金の保険料率が上がることによって徴収される保険料の金額が増え
手取りが減ってしまっているのである。

年金改正により平成16年から平成29年まで毎年1回、
この時期に保険料率が上がることになっており、今年もその時期が来たのだ。

ただ毎年のアップ率は0.354%であるため気付く人は多くはない。
たかだかそんなもの。
しかしあなどるなかれ・・・。

平成16年9月までは13.58%。
そして平成16年10月から毎年0.354%料率アップが続き
平成29年10月には18.3%となる。
徴収される厚生年金保険料はどの程度上がるのであろうか?

仮に月給36万円、ボーナスが年間100万円の方であれば、厚生年金保険料は
平成16年9月の料率で、年間36万1228円
平成29年10月の料率で、年間48万6780円

差額はざっと12万円。
給与額の大きい方は当然差額も大きくなる。

いきなり厚生年金保険料が12万円上がると暴動が起きるが、
気付かれないように徐々に上げていけば文句を言う国民はいない。

私たちは、小さな変化に気付き難くい。

小さな変化は年金保険料だけではない。
実は小さな物価上昇も、10年後、20年後に大きな金額で、私たちにのしかかってくる。

仮にたった1%の上昇でも毎年のように上がっていけば10年後20年後の生活費はどれだけ上昇しているであろうか?

一度紙ベースで落とし込んでみてはどうだろうか?
今は簡単にシミュレーションができる便利な時代である。

気付いた人から、まずは行動である。
「先の読めない時代」だからこそ長期の計画、シミュレーションが必要である。
1.家計の長期キャッシュフロー表を持ち、未来のお金の流れを把握すること。
2.社会保険や税金の制度、そして金融や経済の仕組みを理解し、うまく活用すること。

今なら少しの努力で済むことも、10年、20年後では大きな痛みを伴うことも・・・

早く行動できた人ほど後がラクですね。