フラッシュやストロボ禁止を守る - 写真撮影レッスン - 専門家プロファイル

宮本 陽
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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フラッシュやストロボ禁止を守る

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神戸市立王子動物園のニシローランドゴリラ「サクラ」(メス・推定37歳)が12月12日に死亡。

とニュース記事。


過去から、ゴリラ舎の前にはフラッシュ発光の写真撮影は禁止といった内容の注意書きがあった。

神経質でメンタル面に影響が出ると健康を害するから。といった説明だったように思う。


こうした注意喚起の掲示があるにも関わらず、発光させて撮影する人が一定数出てくる。

もちろんそれは悪気があってのことではなく「発光停止」の操作そのものができない(設定方法を知らない)、といった状況もあると思う。


コンデジでは複雑なメニューに入らなければ発光停止できなかったり、まるでスマホ画面のように操作ボタンが一切なかったりする。しかも判り難い。

一眼レフでは、緑色四角に合わせたフルオートで撮ると、暗所では勝手にストロボが立ち上がって発光してくれる。



撮影のための操作に関して「何も考えず」ボタンを押すだけで写真が撮れる...。

といった流れが当たり前になってくると、人間は頭を使うことをしなくなる傾向があるのだろう。


暗所では撮影者自らが「発光停止」の操作をしなくては「自動で勝手に発光する」んだよ。というところまで思考が回らない。

禁止の場所ならば「自動で発光"停止"」するんだろう?それが自動じゃないの?

などどカン違いする人たちまで現れてくる。



自ら考えることを放棄した人間の将来はどうなることだろうか。

たかがフラッシュ・ストロボのことで何を大袈裟な...と笑うなかれ。



王子動物園「サクラ」の最後の姿。

この眼は何を見て何を考えていたのだろうか。




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