- 澤田 勉
- 保険比較ライフィ
- 東京都
- 保険アドバイザー
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
100億ユーロ(約1兆3600億円)の公的資金を投入することに
なりました。
アイエヌジー生命は、中小企業のための法人商品や、金融機関
窓販向けの運用商品を得意としている保険会社で、
ヨーロッパではサッカーのスポンサーなどで有名な保険会社です。
オランダ政府の財務相は会見で、「INGは健全な金融機関だが、
不安定な市場を考慮して資本増強が望ましいと判断した」と説明。
当社もING生命の代理店をしておりまして、頂いた資料によりますと、
9/16日時点でサブプライムローンによる影響は1億ユーロ(165億円)で、
2008 年6 月末時点での総資産は1 兆3,699 億ユーロ(約222 兆6,498 億円)
となっていますのでたいした影響ではないとの判断でした。
その後、世界同時株安の影響で、損失も膨らんでいるかとは思いますが、
今回の公的資本注入はINGグループが元オランダの国営だったこともあり、
オランダ国民に安心を与えるための処置のようです。
また、今現在日本のING生命の売却予定は無いと発表されています。
とは言え、今後も売却される可能性がゼロとは言い切れないでしょう。
日本における外資系生命保険会社も、本国の事情により、
再編の可能性も否めませんね。
→「企業の財務強化・節税対策」