こんにちは、石川です。
今回は、かつて、悪名高かった「あのこと」をお話ししましょう。
30歳~40歳の人で、いわゆる、大手日本社の「更新型」の生命保険に入っている人の中には、同じ保険会社で何回か保険を見直しをした人がいます。
この自社での、保険を下取りに入れる方法での「保障の見直し」の方法を、保険業界の用語で「転換」(てんかん)と言います。
よくある「転換」のケースは、
お子さんが10代の時に、貯蓄性のある終身保険に親御さんが加入し、それを数年後(大体、就職をしたころに)に「下取り」に入れて、いわゆる10年更新型に加入しなおす
というようなケースが多いと思います。
このときに、初めに加入していた終身保険を下取りに入れるのですが、その時に、今まで加入していた保険そのものが「一時金」のような扱いを受けます。
この方法で精算されたうちの一部が、新しい保険の「終身保険」部分に、残りが「掛け捨ての保険」に充てられます。
終身保険に充てられた方は、その後も、「下取りに入れた保険というか一時金というか」が減る事もありませんが、掛け捨てに充当された「下取りに入れた保険というか一時金というか」は、徐々に減っていきます。
自分の保険がいわば「現金化」されて、それを新しい保険に組み入れるなんて、なんだか不思議な感じがするかもしれませんが、これが「転換」の仕組みです。
自分の保険がそういう類のものかどうか見分ける方法は、証券や設計書で確かめることができます。
設計書には、「転換」という文字が見えますので、わかりやすいと思います。
また、証券の「解約返戻金」欄でも確かめられます。
普通の契約の場合、契約した一年目に、数十万円の解約金があることはまずありえません。
つまり一年目なのに、変に多い解約返戻金がある場合は、いわゆる「保険の下取り」つまり「転換」をしている可能性が大きいと言えます。
さて、ここからが本題です。
仮に、あなたがこういう保険に加入していたとして、
「最近、保険料が高いと、感じている」
「子育て世代としては、更新するたびに、保険料がUPし続ける事に抵抗がある」
「どうせ保険料を支払うならば、今度こそ、納得して、自分で保険を選んでみたい」
とお思いならば、まさに、今こそ、あれを行う、一石二鳥のタイミングかもしれません。
「あれ」とは、「あなたの今の状況にピタリと合う」「最新の保障を取り入れた」商品に切り替えて、今の保険を処分する事ですが、この手法を取り入れることで、今の転換後の保険を解約した事による「臨時の収入」があなたの元に返ってくることもありえるのです。
その金額は、数万円かもしれませんし、私のお客様のように車の購入費用ぐらいの金額になるかもしれません。
私としても、やみくもに、今の保険契約の「解約しての、新規加入」を提案するわけではありませんが、それによりある程度の「お金」を手にする事も可能である、ということを憶えておいてくださいね。
きっと、いつか、あなたのお役に立つことがあるかもしれませんから。
なお、実際の見直しの際には、健康上の理由で新しい保険に加入できない場合もありますので、私のような専門家にご相談されることをお勧めします。
なんだか保険を使っての錬金術を教える、みたいになりましたが、保険商品は、あなた自身の大事な「資産」ですので、それをどう活かすかはあなた次第です。
その当たり前のことを、忘れないでくださいね。
ではまた、お会いしましょう!
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