- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
今日は立冬でした
11月8日 今日は「立冬」でした
二十四節気の19番目
いよいよ寒くなる季節の到来ですね
お茶の世界ではこの頃になると
炉を開いて
火をお客様の方に近づけます
お茶の「相手を想いやる気持ち」が
このようなところにも現れていますね
子どもたちは
こういうお茶の気持ちを意外にもよく理解しています
「夏は熱いからお釜が遠い だから涼しい」
「冬は寒いからお釜が近い だから暖かい」
こんなことを言ってくれる時
やっていて良かったと思う瞬間です
昨日の子ども茶道のお稽古は炉開きでした
「壷飾り」をしました
丹波焼き
床の間の拝見で壷を見て1年生は
「何が入っているのかな?」
「水」
「おさとう」
「う~~ん???」
この壷はお茶は入ってはいないのですが
本来はこの中にお茶が入っているのです
5月に摘まれた新茶を壷に詰めてこの日を待ちます
茶壺の口を切り
新しいお茶を頂くのが炉開きのお茶です
お茶のお正月です
中学3年生の子どもは正客です
茶壺の拝見を請います
亭主役は中学2年生です
茶壺をお出しします
正客の真似をして1年生~6年生までの子どもたちが
茶壺を拝見します
お詰めは6年生です
この日のお菓子は「亥の子餅」にしました
京都から取り寄せました
亥に見えますか?
小豆を混ぜてついたお餅を亥に見立てています
小豆は邪気を祓います
「十日夜」に由来していると思います
旧暦10月の亥の日の「いのこまつり」
「いのこ祭り」の頃が
炬燵を出すめやすにもなると言われています
炉を開けるのと同じ感覚ですね
炉開きの頃合いを
柚の色づく頃
吐く息が白くなる頃
などと申しますが
今年の立冬は暖かい一日でした
一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
橘 凛保(Riho Tachibana)