かたみ月 後の月 十三夜 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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対象:婚活

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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かたみ月 後の月 十三夜

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講習

「後の月」

1025日「十三夜」

別名「後(のち)の月といいます


旧暦8月十五夜の中秋の月と

旧暦9月十三夜の後の月

これらはセットで愛でるのが良いとされて来ました

しかも同じ場所で愛でるということです


そしてこれをしないことを「片見月」と言って忌み嫌いました

そうです「形見」に掛けた呼び方です





この頃は台風シーズンです

昔は台風を「野分け」といいました

野を分けるほどの風・雨に襲われれば

ようやく実ったお米や果実 農作物がやられてしまいます


野分けの被害は大きいです


この風習の意味がこの災害を感じられると実感できるのではないでしょうか



「観月」・・・ 「お月見」は実は一度ではないのです


毎年 講座を開いてお伝えしていますが

まだまだ知る人が少ないのが後の月」です

「のちのつき」と読みます

実は「秋の観月」には大きな意味があるのです


同じ場所でみるということ

つまり田畑を守るため遠出を避けて家から愛でるということなのでしょう


月の美しいスポットはそこかしこにあります

つい誘われて出掛けたくなりますが

家に留まり

田畑を守りながら美しい月を愛でるのですね



これは「自然」と「人間」の関わりにおいて生まれた風習なのです


この時期は収穫の時期と重なります

秋の実りの大事な時期です


そんな時期に

「土地を離れてはいけない」という戒め

観月をするという風流な習慣で戒めたのですね


日本人は「ダメ!」とは言わないで遠回しに促すことが得意です   

自らしたくなるようなしむけ方が日本人の風流の中にも見られます

今日のような嵐の日に後の月を迎えると

本当に実感として納得してしまいますね


中秋の名月は「十五夜」

「芋名月」ともいいます 里芋をお供えします 

お団子は15個です

十五夜のお供え


後の月は 「十三夜」 

「栗名月」「豆名月」ともいいます 栗や枝豆をお供えします

お団子は13個です



先日のお茶会での十三夜のお供え




ところで皆さまは 十五夜はどちらでお月見なさいましたか?










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橘 凛保(Riho Tachibana)