【韓国】ドラム缶焼き肉（ソルモンヌンカルビチッ・ヨンナムシクタン）で焼き肉を食す

創業50年以上！正真正銘の立って食べるカルビ専門店

韓国と言えば焼き肉、焼き肉と言えば韓国というぐらい韓国での食事は焼き肉が外せません。

地元では美味しい焼き肉は高級というイメージがあるのですが、そんなイメージを覆す安さと美味しさを兼ねた日でもとても有名な焼き肉を食べに行きました。新村（シンチョン）の駅から徒歩5分。目の前の険しい坂を登るとありました。

それがこちら

タクシーもこの険しい坂は上りたくないらしく、大通りで下りて欲しいと言われました。

｢ソソモンヌンカルビチッ・ヨンナムシクタン｣という店名でなんと立って食べる焼き肉屋さんなのです。
立ち食いそばやうどんはあっても、立ち食い焼き肉（笑）は日本ではあまり見たことはないですね。 

通称『ドラム缶焼き肉』

その名の通り、ドラム缶で焼き肉を焼くのです。

そもそも何故立って食べるスタイルなのか？

この立って食べるスタイルを始めた理由は1953年に｢モンノチッ｣という仕事の合間に一杯引っかける立ち飲み屋を始めて、おつまみとして牛カルビを提供していたそうなのですが、自家用車が家庭に普及し始めた頃から段々とお酒を飲む人が減り、おつまみの肉だけを食べに来る人が増えたことによりお店のスタイルはそのままに焼き肉屋に変更、そして現在に至るということらしいです。

そしてドラム缶の上でお肉を豪快に焼くのもお店の売りで、メニューにあるのは韓牛の牛カルビのみ。

お酒やドリンクはあるけど、ご飯や冷麺などは無くまさにお肉とお酒を楽しむためのお店です。

この韓牛のおいしいこと。

特製のタレも絶品です。

お肉がなくなったら店じまい

季節や景気によってお肉の仕入れ量を調節するとのことで大体1日に300人分ぐらいを提供とのこと。

開店はお昼12時からで、昼ご飯時と夜ご飯の午後6時前後がもっともお店が混む時間帯。

焼き肉屋さんにしては早く、午後の8時頃にはお肉が無くなってしまい、店じまいをする事も多いとか。

夜ご飯で楽しむときは電話で確認をしてからお店に向かわれることをオススメします。

日韓のテレビでも取り上げられる人気店、1日にお肉をさばく量は130Ｋｇ！

これだけ美味しくて、人気店だとＴＶの取材も良くあるみたいで、韓国のみならず

日本のＴＶ局も取材に訪れるのだそうです。

そして300人も訪れるとなると肉の使用量もかなりになり、1日に捌く量は130Ｋｇにもなるそうです。

日本でも立ち飲み居酒屋などがありますが、立って食べるというスタイルがとても面白いですし、実際食べていると

回りの知らない方とも親近感や連帯感みたいなものを感じられ気づいたら自分も地元の人間かと錯覚してしまう、

そんなそんな雰囲気が味わえるとても価値あるお店でした。

皆様も韓国旅行に来たときには一度訪れてはいかかでしょうか？

ソウル市ノゴサンドンのシンチョン駅近くです。