本当に言いたいことを「言葉」にする勇気のない人へ
「英語を話す」には、強い発声、特に母音の強い音が必須です。
日本語のような弱い母音のまま、いくら英語の発音を真似ても、通じる音は出せません。
そのための特訓、Vocal Training (発声練習)を毎週生徒たちにやってます。
強い音だけでなく、音を出すタイミング、伸ばし方、続け方、そして、英語のリズムを覚えていく生徒たち。
もちろん、歌詞の内容、イメージも役に立ちます。
英語で語る世界をかいま見ることが出来るからです。
最近、”Brave” という曲を使いました。
発声練習だけでなく、この曲のメッセージに生徒たちが高揚しているのを感じました。
「発話する勇気」などということがあるのだと、初めて認識したのかも知れないです。
「みんなと一緒」「目立たないように」「ほどほどでいい」「親の言うことは黙って聞く」「教師には従う」「友達の中では合わせる」
例え、自分の意思とは異なっていても、自分の希望を押し殺しても、周りに合わせて、言うことを聞いて、口をつぐむのをよしとする日本の社会で。
自分の言いたいことを、自分の言葉で勇気を持って伝えることが、そんなにも素晴らしいことだなんて!
疑問に思ったことは、その疑問を追求することから人間は成長していけるはず。
その疑問を表現する手段である「声」を封じ込めた若者は、これから一体どんな人生を送るのでしょうか。
“Brave” のメッセージで、生徒たちの勇気が大きくなったことを祈って。
You can be amazing
You can turn a phrase into a weapon or a drug
You can be the outcast
Or be the backlash of somebody’s lack of love
Or you can start speaking up
言葉は素晴らしい
言葉の力は大きい
勇気を出して言葉を発することを
妬んだり、仲間外れにする心の狭い人たちもいるけど
それを怖がって黙ってる?
それとも君は「声」を出し始める?
Nothing’s gonna hurt you the way that words do
And they settle ‘neath your skin
Kept on the inside and no sunlight
Sometimes a shadow wins
But I wonder what would happen if you
「言いたいこと」を言わずに隠してしまうほど
自分の心が傷つくことはない
「声」を閉じ込めて、陽射しのない影にいる君
でも
もし「言いたいこと」を「声」にしたら何が起こると思う?!
Say what you wanna say
And let the words fall out
Honestly I wanna see you be brave
With what you want to say
And let the words fall out
Honestly I wanna see you be brave
「言いたいこと」を「声」にして
言葉がこぼれるように
本当に!
勇気のある君が見たい!
Everybody’s been there, everybody’s been stared down
By the enemy
Fallen for the fear and done some disappearing
Bow down to the mighty
Don’t run, stop holding your tongue
みんな経験あるはず
敵ににらまれてすくんでしまったこと
消えるように小さな存在になって
力のあるものにひれ伏して。。。
でも!
逃げないで、「声」を止めないで!
Maybe there’s a way out of the cage where you live
Maybe one of these days you can let the light in
Show me how big your brave is
今住んでる檻から出て行けるよ
明かりが差し込んでくるはず
君の勇気がどれだけ大きいか見せて!
And since your history of silence
Won’t do you any good
Did you think it would?
Let your words be anything but empty
Why don’t you tell them the truth?
口をつぐんで随分経つけど
それで何かいいことあると思う?
「言わない」ことでいいことあると思ってた?
本気で?!
君の「声」を空っぽにしないで
そろそろ、みんなに本当の君の「声」を聞かせたら?!
I just wanna see you
I wanna see you be brave
ただ、見たいだけ
君の勇気を
Brave
Risk taking
これからの世界で、自分の、自分らしい人生を送るための必須の姿勢です。
Be Brave, Guys.
このコラムの執筆専門家
- 大澤 眞知子
- (カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
- Super World Club 代表
カナダにいらっしゃい!
カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。
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