1/8000秒はいつ使う？

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AKIRA MIYAMOTO Official MailMagazine
【平成のデジタルフォト通信】 2015.09

・・・・・Photo Edition・・・・・

そろそろ行楽シーズン入りでしょうか。
今回はシャッター速度のお話しです。


■□■□━━【INDEX】━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■□

1. 1/8000秒ってどんな時に使う？
2. 極浅被写界深度を得るための方法





■□■□━━【1.1/8000秒ってどんな時に使う？】━━━━━━■□■□

1/8000秒という超高速シャッターはいったい何のために存在
しているのでしょう？


究極の瞬間を捉えるために備えている...。
メーカーが技術力をアピールする手段...。


さまざまな考え方があるものと思います。


過去にBlogでこんな記事を書いています。

【1/8000秒の存在理由】
http://and-em.com/blog/index.php?mode=res_view&no=2201


ここでは、日中屋外で限りなく低いf値（絞り1.4だとか1.8と
いった値）で使用したい場合、それは、極めて浅い被写界深度
を得たいために使用するのですが、こうしたケースでは露出オ
ーバーとなり写せないことから、光量を減らすために超高速シ
ャッターが存在しているのですよ。

といった記事でした。





■□■□━━【2.極浅被写界深度を得るための方法】━━━━━■□■□

では、極浅被写界深度を得たい場合、
（このような絵 http://tmblr.co/Z1n2Et1kdBJfl が欲しい場合）

でも、私のカメラは1/8000シャッターを備えていないません！
こんな場合にはどうしたらいいの？
といったご質問がありました。


人間の例を考えてみましょう。
炎天下の海岸のような、眩しすぎる環境で眼を保護するには
「サングラス」を利用しますね。
これと同じ方法、いかにも原始的？かもしれませんが、原点
に立ち返って考えてみると結果が出ます。


レンズの前に「NDフィルター」というサングラスをつけるの
です。
光量を1/1,000に減らす...といった高濃度のモデルもあり、室内
であればそのフィルターを通して覗いても何も見えないレベル
です。
数年前の日食の時、「日食メガネ」を通して太陽を観察なさっ
た方も多かったのではないでしょうか。


こうして、超高速シャッターを備えていないモデルでもめでたく
極浅被写界深度の絵を手に入れることができる！
ようになったことと思います。


今回は、超高速シャッターの存在理由とNDフィルターのお話し
でした。
極浅被写界深度を活用した撮影は、ますます盛んになる様子で
す。

是非単焦点レンズの絵をお楽しみください！

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