- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
アメリカはどこで道を誤ったのか? #3
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ベンチャー経営術、イマ〜戦略系。
販促・プロモーションのバックヤード
2008-10-22 07:55
今年の1年間を見直すには良い時期ですね。
エスオープランニング、山藤(サンドウ)です。
アメリカはどこで道を誤ったのか?
の第三弾です。
最近出版されたもう一つの書籍をご紹介したいと思います。
伝説の投資家ジョージ・ソロス氏の「ソロスは警告する」講談社。
ソロス氏は、金融危機の問題はサブプライムローンの震源地である住宅バブルにとどまらないと言います。
巨額の経常赤字を抱えるアメリカが、世界中から資本を集め、グローバル経済を繰り返す。
これが「スーパー・バブル」の持続可能性に問題が発生したとのことです。
この「スーパー・バブル」と言う言葉は、コピー的には、秀逸でこれからマスコミ関係者
などから、取り上げられてゆくような言葉のような気がしています。
アメリカの景気対策には、3つの制約があります。
1 金融技術の改新が行き過ぎ、当局が制御できなくなっている。
2 アメリカ以外の国々により、ドル保有の意欲が損なわれてきている。
3 銀行の自己資本が著しく傷つき、不良債権の損失額すら把握できない。
破綻リスクを取引する、
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は金融市場の時限爆弾になってはいますが、
CDSの清算期間または交換所を構築すべきだと提言しています。
かつて日本が取り組んできたバブル経済の崩壊から、
個人的には、日本のバブル経済の崩壊から脱却する為に設立された、
整理回収機構や産業再生機構のようなものなのかな?と思います。
私見ですが、
アメリカ発の金融危機は、まだ始まったばかりで、長いトンネルの入り口に入ったということなのでしょうか?
映画的に言えば、まるで井戸の底の深い闇を見ているようです。
参考図書、関連サイト 「ソロスは警告する」ジョージ・ソロス著書
整理回収機構と産業再生機構とは? 解説HP
参考資料 : 日経新聞、2008/10/5 今を読み解くより、