こんにちは、石川です。
久しぶりに生命保険の話をしてみます。
実は、とある私のユーザーに先日こんな風に訊かれました。
「石川さん、本当にあなたを信じていいの?」
ここだけ読んだら、私、単なる悪徳保険募集人ですが(苦笑)、実はこのフレーズの前には
「掛けたお金が増えて返ってくるって言うけれど、」
というのが付いているんですよ。
たぶんこれだけでもよくわからないと思うので、少し補足します。
この方は40代のDINKの方です。
ということは、FPでなくても、一般常識がある保険募集人さんならば、
「この人には、大きな死亡保障は不要だな」
と感じるはずです。
さらに、いくつか特性がありまして以下のようになります。
1 保険の仕組みはよくわからない
2 だからシンプルな説明が好まれる
3 子育て費用がないので、割と自由に使えるお金がある
4 しかし「計画的な貯蓄」が苦手
5 が、老後の「楽しむお金」は作らないといけないと思っている。ただ、運用とか投資とか、の言葉には抵抗が強い
6 死亡保険の必要性は感じていないが、入院費用についてはとてもシビアに考えている
数年前に初めて保険の話をしたわけですが、当時加入していた某日本社の総合型保険を、掛け捨ての医療保険と、終身保険に変更しました。
その際に、60歳以降に解約すれば、掛けたお金が、終身保険に関しては「増えて」かえってきます、解約時期はご自分のライフプランにあわせられます、とお伝えしました。
で、少し余裕が出来たので、先日、さらに他の貯蓄方法の話をしていたら、↑の話になったわけです。
↑の話を本人の言葉で書き換えるとこうなります。
『今までは某日本社に人から、毎月2万円超える保険に入っていたわけよ。これってほぼ掛け捨てでしょ。それが「保険」というものだと思っていたから。今になって、石川さんが勧めてくれたあの保険(終身保険ですね)が本当にお金が増えるなんて、何だかほんとかなぁ、って思ったわけよ!』
なんでこんな風な「保険」に対する認識をお持ちかと言うと、やはり、私以前にお付き合いしていた保険募集人の人が、この方の「主訴」を理解せずに、自分が勧めたい保険商品を販売し続けてきたことにあるのではないか、と感じます。
さっき私が挙げた、6つの特性から、もっと前に、この人にとって「適切」な商品を提案できていたら、と悔やまれます。
生命保険に加入している全ての方に。
自分の「主訴」を本当に募集人の方に理解してもらっているかを、少し怖いですが(苦笑)、もう一度確かめてみませんか?
もし、主訴を理解してもらっていなかったら、その時は私にまでご連絡くださいね^^
ではまた、お会いしましょう!
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